映画:「THE 有頂天ホテル」

投稿者: Ceri 投稿日時: 金, 01/27/2006 - 21:00

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監督: 三谷幸喜
出演: 役所広司、松たか子、佐藤浩市、西田敏行、香取慎吾、篠原涼子
脚本: 三谷幸喜
制作: 2005 日本

評価: ★★☆☆☆

さぁて、★2つは少しサービスかも知れませんが、古畑よりは面白かったですよ三谷さん^^。まあ、あれ(古畑3夜)で凹んでいた期待だったのでその割にはという逆転ポイントもあるのかも知れません。そこのところは得してるかな(笑) それでも、2つですけどね。
これ、いつものマスターからは「三谷も地に落ちた。少し浪人でもしたほうがいいね」というかなりな辛辣コメントを頂いておりました。うん、観るのは止めちゃおうかなとも思っていたんですけどね、いやいや、そういわれるとなんだかダメを確認したくなるんですね(笑)
まあ、頭を空っぽのしたい時にはなんだって良いのです。はい、今日はそういう気分でしたので^^。まあ、天候がよいのでバイクに乗りたいという気持もありましたのでね。わざわざ「これ!」と思って出かけていった作品ではありません。まあ、理由付けなど無用ですが^^;

と言うわけで、見るつもりがなかったから何も情報を仕込んでいません。よって、もうたくさんご覧になった方も多いこの映画について、今更私ごときがここに書いても既知の評価となり何も目新しいコメントにはならないのじゃないかという危惧もあります故、ちょっとかなり私的な切り口からちょこっと書いてみましょうか?(…ん? それっていつもですか?…笑)

さて、気に入ったこと。それは時間の描き方でしょうか。例えば、何か事件後起こって新堂副支配人に伝達が入ります。「すぐ行きます」と新堂さんは答える。うん、ここ^^。その後、絶対その事件の場面にはすぐに振らないんですね。新堂氏が歩いて移動する時間ぐらいはちゃんと他のシーンが割り込んできたりする。だから登場人物の数だけはちゃめちゃに感じるストーリーが時間軸ではとてもスッキリしていたように感じました。新年カウントダウンまで2時間、観てる1個人としてはなかなかゆったり過ごせた2時間だったのではないでしょうか。だって、一人一人をちゃんと分けて考えてみてください、唐沢さんなんて2時間もあの楽屋で偉そうにしてるだけでさして役目もなくのんびりしてたんですもの(笑)そんなあわただしいだけの時間じゃないでしょう^^? まあ、そんな中で一番忙しかったのは角野さんだったかな^^ う~ん、原田美枝子さんが役所さんとの離婚の後にこの旦那さんと知り合ったのは絶対「結婚相談所」だね(笑) もうそういう背景まで見えるようでした^^

さぁ、これだけ褒めたので(たったこれだけ?)つぎは…はい、言わせていただきます。
三谷さんの自脚本で演出なれど、やっぱり台詞は噛んでいましたね。これ、やっぱり役者さんの力量によるところが大きいかったかなぁと。上手な人下手な人、うんはっきり差を見させてもらいました。まあ、ここで一々言わないけどね、慈英君とその彼女役、それからなんだか唐沢さんまで大根(あ…言っちゃった…笑) もちろんご異論あるかたも多いかも知れません。でもこれ、舞台じゃないんだって最初にちゃんと線を引いて欲しかったです。しっかり映画にしましょうよ。ありえないどたばたコメディーでもなんとなくその出来事のムードは一緒に味わいたい気がするんです。舞台のような箱庭的な空間と違って映画の空間はもっともっとリアルですから、そういう意味では臨場感が全く違うと思うんですよね。
それから、毎回このブログに登場します特別待遇の佐藤浩市氏。ああ… みなまで言うまい。しかし彼の相変わらずの演技のために松たか子ちゃんはお節介にもその役名人物の説明をしてあげなければならなかったじゃないですか…。う~ん、確かにあそこは感動シーンなんだけどやっぱり妙に不自然な説明ぽさがあってね、ここで三谷さん自身が映画から舞台に引きずり下ろしちゃったような感がどうしてもしちゃう訳です。言葉で何から何までご丁寧に全部説明しなくても十分もっと沈黙や視線とかで感動シーンになったような気がするんですけどねぇ。まあ、それはここだけじゃありませんでした。ことごとく全てにかな~り説明ぽい。

脚本としてはこれと相対するようなたった2人だけの対面劇だった「笑の大学」のほうが好き。あ…監督もあの若い星さんのほうが…と? あ…そういえばなんかちょっと引っかかるように感じてることがあるんですが、あそこ、オープニングの紙芝居のような感じのところ? あれ既知じゃなかったですか?もうすでに「笑…」で見てたですもの。そういうところは星さんの手法を使ったのか、それとも元々三谷氏の意向であれが作られたのかちょっと疑問ですねぇ。なんだか気になります。安易なまねっこじゃあないんですか?
まあ、大友克洋氏のアニメ「スチームボーイ」が遠くジブリものに及ばないのもやっぱり単に経験不足の所以にも感じますから、きっと三谷さんまだまだなんでしょう。(本当に偉そうに言ってますね^^;)はい、経験はどういう方にもやっぱり必要なんだって事ですかね。

最後にスポットで言っておきましょうか^^
唐沢さんの禿げ頭を見たかったこと。
原田美枝子さんの牝鹿のかぶり物がとても一人だけ可愛かったこと。
オダギリジョーのおでこも叩いてみたかったこと。
角野さんのくねくねも見せてもらえると思ってたこと。
西村雅彦さんがどこかに隠れていないか探しちゃったこと。

以上。

途中退場という荒業で終了してしまいました。

この映画とは似て非なるものについてホームページにて酷評しておりますのでお時間がよければお越しください。

..by 朱色会 (未認証ユーザ) ..木, 03/23/2006 - 22:43

beraboと申します。トラバさせていただきました。また、寄らせてもらいマス。

..by berabo (未認証ユーザ) ..日, 02/19/2006 - 23:33

>くろねこさま。

コメントありがとうございます。鋭いと言うより我が儘な言い方のようだと自分では思ってます^^;こうしてああしてと無遠慮にお願いしてるような感じですものね(笑)

四日間は観た後の感動でドドドドと書いてしまいちょっと反省の記事であったりするんですが…まあ、良いでしょう(笑)
私は原作を読んでおりませんので、以前ここのコメントに付けたステンドグラスの解釈等もし宜しかったらご覧になった後に映画評と共にまたお教えくださいませ^^
楽しみにしていますね。

..by Ceri ..火, 01/31/2006 - 10:17

初めまして。
鋭い批評に納得でした。
角野さん一番笑えました。特に携帯を勇ましく壊すところ!(笑)
私の興味あるものについて、色々レビューを書いていらっしゃるので、また読ませて頂きます♪
今見たいのは四日間の奇蹟です。本を最近読んだところなので。
でも先入観を避けるために、見てからレビュー読ませていただこうと思ってます。
初めましてで恐縮ですが、これからもレビュー楽しみにしてます!

..by くろねこ (未認証ユーザ) ..火, 01/31/2006 - 00:42

>でんでんさま。

私はなかなか笑えませんでした^^;伊東四朗さんは面白かったですね^^

この作品は三谷さんが「さあ皆さんここですよ!」と笑いのポイントを設定してるような気がしてならなかったですね。更なる私自身の風呂敷は広げる必要など無いよと言われたようでちょっと残念。
まあ、サービス精神過剰なんでしょうね^^;三谷さん。私はへそ曲がりなので用意の所では笑えなかっただけかも知れませんが…

..by Ceri ..日, 01/29/2006 - 00:36

こんにちは。トラックバックありがとうございます。

三谷監督三作品の中で一番笑えました。ただ前作までの印象だと自作の脚本も、他の監督が撮ったほうが面白いなぁというのが結論でした。そんな中、多少の不満はありますが、今回の作品は撮った三作品の中では一番笑えました。ボク個人としては伊東さんにハマったせいもありますけどね(苦笑)(^^ゞ

..by でんでん (未認証ユーザ) ..土, 01/28/2006 - 22:23

はっきり言って、大学の「映研」が作った映画にも劣りますな。役所も「大学」で見直したが、これで評価を落とした。SAYURIでは結構良かったな。ローレライはダメ・・・役所もいいときと悪いときがある男だな。小生が笑えたのは、伊東四郎とオダギリジョーだけでしたね。鹿の被り物は欲しいと思いましたね。暖かそうだし。役所が、「これ、なんか思い切り笑ってるんですが、どうして?」と聞くところ、あれは何故か受けました。三谷、しばらく休め。

..by 天野もどき (未認証ユーザ) ..土, 01/28/2006 - 05:56

さて、>天野さま。

歯に衣見破られましたか?(笑)
う~ん、この映画なんだか作り込みすぎてかえって面白くなくなったところが目に付きました。例えば慈英くんの履いたパンツ話。これ、とても当たりまえに嫌な話でしょう?おかしさに繋がらないのにただ奇抜と言うことで笑いを取ろうとしてるんでしょうか?そういう笑いに偏った力の配分がとても鼻についたんですね。例えばですよ、ここ。3丁目の山崎さんはシュークリームだっただろうと思うんです。(関係ない^^;?…笑)
まあ、はっきり言ってちょと休めですね^^MAXになってるサービス精神を少しリセットなさった方が宜しいかも知れません。三谷さん。

..by Ceri ..土, 01/28/2006 - 15:45

そうだ、西村さんがいなかったーーー!!
どこかにチラッとでも写ってないかとDVDになったら血眼で捜してしまいそうなさわわです
こんばんわ~★TBありがとうございましたっ!
サラさんの記事は厳しいけどすごく当たってて、すごいなぁと感心(偉そうでゴメンナサイ)してしまいます
これからもよろしくお願いします~

..by さわわ (未認証ユーザ) ..土, 01/28/2006 - 03:03

>さわわさま。

西村氏、唐沢さんと反対に髪の毛アフロのその筋さんというキャラで登場して欲しかった…(嘘)なんだか、でも彼がいないことだけなんとなく奇妙にも思えるんですよね。まあ、何か事情があったりするんでしょうか^^;邪推は楽しい(笑)
さて、私は三谷作品では梶原善さんがとても好きだったりします。この方出てくるだけでクスクスしちゃんですよね^^はい、今回も西田さんとなかなか良いコンビで面白かったです。

..by Ceri ..土, 01/28/2006 - 15:37

 TBありがとうございますm(_ _)m

 各ブログで、絶賛されているだけに「厳しい意見」とゆーか
ストレートなことを書いている人が少ないと感じたので、こち
らのレビューを拝見して「なるほど」と思う点もありました。

 感じ方は、人それぞれですが、独自のレビューは、大変
楽しく読ませていただきました♪

..by たましょく (未認証ユーザ) ..土, 01/28/2006 - 00:42

>たましょくさま。

いや、これでも歯に衣を着せ丸くして書いてます(笑)
映画評はどなたのどういう評価でも「そうそう、そうだったね」と共感できるところが楽しかったりします。星の数は気前の良さでしょう^^?…というとわたくしはかなりケチと言うことになりそうですね^^;
しかし、何事にもつけこの三谷幸喜さんという方はたくさんの人たちから大きな期待をかけられてる方だと言うこと。この作品だけの評価以上に「これから」も話題を集めていく方なんだと思います。頑張れと言うエールを込めてはい、今回は辛辣に★2つです(笑)

..by Ceri ..土, 01/28/2006 - 15:31

こんにちは♪
見たときはとにかく楽しもうと思っていたので、笑って楽しんできました。
いろいろ不満点もあったのですが(笑)、鑑賞している人の笑い声が響く劇場というのを久しぶりに経験して、それだけでも御の字じゃないかな~なんて甘いこと考えちゃいました。

..by ミチ (未認証ユーザ) ..金, 01/27/2006 - 23:06

>ミチさま

はい、私の見た回もオバサマ方の高笑いが響いておりました。う~ん、でもちょっとオバサマ方は笑いのレベルはちょっと若い方には及びませんねぇ^^ やっぱりお笑いバラエティーでもっと突っ込んだ笑い学を勉強しないといけません(…なんて、冗談です、笑)
私は笑いの中で泣かされることまで期待していたのでちょっと喰い足らないのでしょう。その点、「ALWAYS 三丁目の夕日」はもう山崎作品のほうが一枚も二枚も上質だったように感じます。

..by Ceri ..土, 01/28/2006 - 15:25

TBありがとうございます。

ん~確かにちと説明っぽかったすね。
作品としてはイマイチでしたね。
キャストも豪華で、正月気楽に見るには十分でしたが

..by trichoptera (未認証ユーザ) ..金, 01/27/2006 - 22:48

>trichopteraさま

私、キャストもそんなに豪華とは思えませんでした^^;角川じゃないんだからこのくらい揃えるのが映画の常識になって欲しいです^^
というかこれ、ただ登場人物が多いだけなのでそう思うように仕組まれてますね(笑)
本質的なことは適材適所、ちゃんと役の分をこなす役者さんで良いと思うんですね。そういう意味では出番が少ないけど西田さんとオダギリジョーはなかなか存在感があったと思います^^まあ、そのへんの配役はお上手でしたね^^

..by Ceri ..土, 01/28/2006 - 15:20