
監督: 三谷幸喜
出演: 役所広司、松たか子、佐藤浩市、西田敏行、香取慎吾、篠原涼子
脚本: 三谷幸喜
制作: 2005 日本
評価: ★★☆☆☆
さぁて、★2つは少しサービスかも知れませんが、古畑よりは面白かったですよ三谷さん^^。まあ、あれ(古畑3夜)で凹んでいた期待だったのでその割にはという逆転ポイントもあるのかも知れません。そこのところは得してるかな(笑) それでも、2つですけどね。
これ、いつものマスターからは「三谷も地に落ちた。少し浪人でもしたほうがいいね」というかなりな辛辣コメントを頂いておりました。うん、観るのは止めちゃおうかなとも思っていたんですけどね、いやいや、そういわれるとなんだかダメを確認したくなるんですね(笑)
まあ、頭を空っぽのしたい時にはなんだって良いのです。はい、今日はそういう気分でしたので^^。まあ、天候がよいのでバイクに乗りたいという気持もありましたのでね。わざわざ「これ!」と思って出かけていった作品ではありません。まあ、理由付けなど無用ですが^^;
と言うわけで、見るつもりがなかったから何も情報を仕込んでいません。よって、もうたくさんご覧になった方も多いこの映画について、今更私ごときがここに書いても既知の評価となり何も目新しいコメントにはならないのじゃないかという危惧もあります故、ちょっとかなり私的な切り口からちょこっと書いてみましょうか?(…ん? それっていつもですか?…笑)
さて、気に入ったこと。それは時間の描き方でしょうか。例えば、何か事件後起こって新堂副支配人に伝達が入ります。「すぐ行きます」と新堂さんは答える。うん、ここ^^。その後、絶対その事件の場面にはすぐに振らないんですね。新堂氏が歩いて移動する時間ぐらいはちゃんと他のシーンが割り込んできたりする。だから登場人物の数だけはちゃめちゃに感じるストーリーが時間軸ではとてもスッキリしていたように感じました。新年カウントダウンまで2時間、観てる1個人としてはなかなかゆったり過ごせた2時間だったのではないでしょうか。だって、一人一人をちゃんと分けて考えてみてください、唐沢さんなんて2時間もあの楽屋で偉そうにしてるだけでさして役目もなくのんびりしてたんですもの(笑)そんなあわただしいだけの時間じゃないでしょう^^? まあ、そんな中で一番忙しかったのは角野さんだったかな^^ う~ん、原田美枝子さんが役所さんとの離婚の後にこの旦那さんと知り合ったのは絶対「結婚相談所」だね(笑) もうそういう背景まで見えるようでした^^
さぁ、これだけ褒めたので(たったこれだけ?)つぎは…はい、言わせていただきます。
三谷さんの自脚本で演出なれど、やっぱり台詞は噛んでいましたね。これ、やっぱり役者さんの力量によるところが大きいかったかなぁと。上手な人下手な人、うんはっきり差を見させてもらいました。まあ、ここで一々言わないけどね、慈英君とその彼女役、それからなんだか唐沢さんまで大根(あ…言っちゃった…笑) もちろんご異論あるかたも多いかも知れません。でもこれ、舞台じゃないんだって最初にちゃんと線を引いて欲しかったです。しっかり映画にしましょうよ。ありえないどたばたコメディーでもなんとなくその出来事のムードは一緒に味わいたい気がするんです。舞台のような箱庭的な空間と違って映画の空間はもっともっとリアルですから、そういう意味では臨場感が全く違うと思うんですよね。
それから、毎回このブログに登場します特別待遇の佐藤浩市氏。ああ… みなまで言うまい。しかし彼の相変わらずの演技のために松たか子ちゃんはお節介にもその役名人物の説明をしてあげなければならなかったじゃないですか…。う~ん、確かにあそこは感動シーンなんだけどやっぱり妙に不自然な説明ぽさがあってね、ここで三谷さん自身が映画から舞台に引きずり下ろしちゃったような感がどうしてもしちゃう訳です。言葉で何から何までご丁寧に全部説明しなくても十分もっと沈黙や視線とかで感動シーンになったような気がするんですけどねぇ。まあ、それはここだけじゃありませんでした。ことごとく全てにかな~り説明ぽい。
脚本としてはこれと相対するようなたった2人だけの対面劇だった「笑の大学」のほうが好き。あ…監督もあの若い星さんのほうが…と? あ…そういえばなんかちょっと引っかかるように感じてることがあるんですが、あそこ、オープニングの紙芝居のような感じのところ? あれ既知じゃなかったですか?もうすでに「笑…」で見てたですもの。そういうところは星さんの手法を使ったのか、それとも元々三谷氏の意向であれが作られたのかちょっと疑問ですねぇ。なんだか気になります。安易なまねっこじゃあないんですか?
まあ、大友克洋氏のアニメ「スチームボーイ」が遠くジブリものに及ばないのもやっぱり単に経験不足の所以にも感じますから、きっと三谷さんまだまだなんでしょう。(本当に偉そうに言ってますね^^;)はい、経験はどういう方にもやっぱり必要なんだって事ですかね。
最後にスポットで言っておきましょうか^^
唐沢さんの禿げ頭を見たかったこと。
原田美枝子さんの牝鹿のかぶり物がとても一人だけ可愛かったこと。
オダギリジョーのおでこも叩いてみたかったこと。
角野さんのくねくねも見せてもらえると思ってたこと。
西村雅彦さんがどこかに隠れていないか探しちゃったこと。
以上。