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映画:「オリバー・ツイスト」

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監督: ロマン・ポランスキー
出演: バーニー・クラーク、ベン・キングズレー、ハリー・イーデン、ジェイミー・フォアマン、リアン・ロウ
原作: チャールズ・ディケンズ
制作: 2005 イギリス/チェコ/フランス/イタリア

評価: ★☆☆☆☆

う~ん… 怖い映画だったなぁ。いったいポランスキーさんはこの映画で何を言いたかったの?
だいたい、おすぎのCMには大変もの申したい。あの宣伝では子供が観たがっちゃうでしょう? ダメだよこれは子供には観せたくないです。こんな卑屈でそして薄っぺらな人間ばかりの登場するものから何も教訓なんて得られませんよ。それに登場する子供さえもねじ曲がってるような奴らばかり。文豪ディケンズ作といえども時代はもっと大人になってるんだから、こんなものはっきり言って未だに珍重する神経が解らない。作ろうと思う動機から全くセンスが伺えません。早く興行を終わってその代わりになる他の愉快なものを持ってきましょうよ(言い過ぎじゃなくってね、本心)

壮大なセットを用いて自己満足に酔った作品と言うんでしょうか? 原作が元々こういう話というのは解るけどここには全く夢を見たいものがないですよね。最後オリバーが幸福になるのだって全くの偶然だもの。彼自身の努力も信念も何も無し。ああ…もう、誰に文句を付けたものか…やりきれなくなるくらいこの映画には何もなかったですよ。オマケにあげた★1つは主人公のオリバーをやったバーニー・クラーク少年に捧げますわ。彼は可愛かったですから。

大人から子供まで己より弱い者を見つけると喜んだように痛めつけるという構図はもう本当にたくさんです。これ、「スタンドアップ」や「ホテル・ルワンダ」にも共通することだけど、やっぱり心情的には子供が虐められる姿にを観客としての立場であっても正視ているのは苦痛でした。そして原作と違う終わり方もとても怖くて嫌ですねぇ。そして縛り首だ仕置きだと人間の命がとても軽い。そういう時代だったのよと歴史を学ぶ意味があったとしたら、私が学んだのはこういう反吐が出る人々の国と鎖国という政策で交流を持たなかった我が国を正しかったのじゃないかなと思うくらいでしょうか。
ということで…おすぎはもう信じません(笑)しかし、ピーコさんのほうがもっと本音を言うよね。おすぎ一人の時は要注意。はい。これで終わり。


投稿者: Ceri 投稿日時: 土, 01/28/2006 - 17:04

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映画:「THE 有頂天ホテル」

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監督: 三谷幸喜
出演: 役所広司、松たか子、佐藤浩市、西田敏行、香取慎吾、篠原涼子
脚本: 三谷幸喜
制作: 2005 日本

評価: ★★☆☆☆

さぁて、★2つは少しサービスかも知れませんが、古畑よりは面白かったですよ三谷さん^^。まあ、あれ(古畑3夜)で凹んでいた期待だったのでその割にはという逆転ポイントもあるのかも知れません。そこのところは得してるかな(笑) それでも、2つですけどね。
これ、いつものマスターからは「三谷も地に落ちた。少し浪人でもしたほうがいいね」というかなりな辛辣コメントを頂いておりました。うん、観るのは止めちゃおうかなとも思っていたんですけどね、いやいや、そういわれるとなんだかダメを確認したくなるんですね(笑)
まあ、頭を空っぽのしたい時にはなんだって良いのです。はい、今日はそういう気分でしたので^^。まあ、天候がよいのでバイクに乗りたいという気持もありましたのでね。わざわざ「これ!」と思って出かけていった作品ではありません。まあ、理由付けなど無用ですが^^;

と言うわけで、見るつもりがなかったから何も情報を仕込んでいません。よって、もうたくさんご覧になった方も多いこの映画について、今更私ごときがここに書いても既知の評価となり何も目新しいコメントにはならないのじゃないかという危惧もあります故、ちょっとかなり私的な切り口からちょこっと書いてみましょうか?(…ん? それっていつもですか?…笑)

さて、気に入ったこと。それは時間の描き方でしょうか。例えば、何か事件後起こって新堂副支配人に伝達が入ります。「すぐ行きます」と新堂さんは答える。うん、ここ^^。その後、絶対その事件の場面にはすぐに振らないんですね。新堂氏が歩いて移動する時間ぐらいはちゃんと他のシーンが割り込んできたりする。だから登場人物の数だけはちゃめちゃに感じるストーリーが時間軸ではとてもスッキリしていたように感じました。新年カウントダウンまで2時間、観てる1個人としてはなかなかゆったり過ごせた2時間だったのではないでしょうか。だって、一人一人をちゃんと分けて考えてみてください、唐沢さんなんて2時間もあの楽屋で偉そうにしてるだけでさして役目もなくのんびりしてたんですもの(笑)そんなあわただしいだけの時間じゃないでしょう^^? まあ、そんな中で一番忙しかったのは角野さんだったかな^^ う~ん、原田美枝子さんが役所さんとの離婚の後にこの旦那さんと知り合ったのは絶対「結婚相談所」だね(笑) もうそういう背景まで見えるようでした^^

さぁ、これだけ褒めたので(たったこれだけ?)つぎは…はい、言わせていただきます。
三谷さんの自脚本で演出なれど、やっぱり台詞は噛んでいましたね。これ、やっぱり役者さんの力量によるところが大きいかったかなぁと。上手な人下手な人、うんはっきり差を見させてもらいました。まあ、ここで一々言わないけどね、慈英君とその彼女役、それからなんだか唐沢さんまで大根(あ…言っちゃった…笑) もちろんご異論あるかたも多いかも知れません。でもこれ、舞台じゃないんだって最初にちゃんと線を引いて欲しかったです。しっかり映画にしましょうよ。ありえないどたばたコメディーでもなんとなくその出来事のムードは一緒に味わいたい気がするんです。舞台のような箱庭的な空間と違って映画の空間はもっともっとリアルですから、そういう意味では臨場感が全く違うと思うんですよね。
それから、毎回このブログに登場します特別待遇の佐藤浩市氏。ああ… みなまで言うまい。しかし彼の相変わらずの演技のために松たか子ちゃんはお節介にもその役名人物の説明をしてあげなければならなかったじゃないですか…。う~ん、確かにあそこは感動シーンなんだけどやっぱり妙に不自然な説明ぽさがあってね、ここで三谷さん自身が映画から舞台に引きずり下ろしちゃったような感がどうしてもしちゃう訳です。言葉で何から何までご丁寧に全部説明しなくても十分もっと沈黙や視線とかで感動シーンになったような気がするんですけどねぇ。まあ、それはここだけじゃありませんでした。ことごとく全てにかな~り説明ぽい。

脚本としてはこれと相対するようなたった2人だけの対面劇だった「笑の大学」のほうが好き。あ…監督もあの若い星さんのほうが…と? あ…そういえばなんかちょっと引っかかるように感じてることがあるんですが、あそこ、オープニングの紙芝居のような感じのところ? あれ既知じゃなかったですか?もうすでに「笑…」で見てたですもの。そういうところは星さんの手法を使ったのか、それとも元々三谷氏の意向であれが作られたのかちょっと疑問ですねぇ。なんだか気になります。安易なまねっこじゃあないんですか?
まあ、大友克洋氏のアニメ「スチームボーイ」が遠くジブリものに及ばないのもやっぱり単に経験不足の所以にも感じますから、きっと三谷さんまだまだなんでしょう。(本当に偉そうに言ってますね^^;)はい、経験はどういう方にもやっぱり必要なんだって事ですかね。

最後にスポットで言っておきましょうか^^
唐沢さんの禿げ頭を見たかったこと。
原田美枝子さんの牝鹿のかぶり物がとても一人だけ可愛かったこと。
オダギリジョーのおでこも叩いてみたかったこと。
角野さんのくねくねも見せてもらえると思ってたこと。
西村雅彦さんがどこかに隠れていないか探しちゃったこと。

以上。


投稿者: Ceri 投稿日時: 金, 01/27/2006 - 21:00

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映画:「アメノナカノ青空」

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監督: イ・オニ
出演: イム・スジョン、キム・レウォン、イ・ミスク
原題: …ing
制作: 2005 韓国

評価: ★★☆☆☆

韓国の「死にネタものラブストーリー」に食傷気味で飽きちゃったって感じは否めませんでした。だったらこの作品を選んで観に行くなって感じですが、そういう気持を振り払ってもみたかったのが主演のイム・スジョンという若い女優さん。彼女を見るだけで価値があったと思ってます(笑)広末涼子ちゃんが出てきた時のような感じかな^^役にぴったりの儚げな線の細さが蜻蛉のようで、その彼女の微笑む顔はアイドルの作り笑いって感じが全くなくて本当の意味で「綺麗」と思える素敵な女優さんでした。
一方、相手役のキム・レウォンは韓国俳優では珍しく一発で名前を覚えられた名前の響きと同様に親しみやすさは◎です。雑に造形された反町隆史って感じだったような^^;この主役の二人の軽妙な会話(これも韓流ラブストーリーのお決まりだけど…)を楽しみながらイムちゃんの抜群の表情を追っていけば見た後の感動はちゃんと残る映画だと思いました。はい。(なのにいつもの辛口で星は2個だけどね^^)

ストーリーは詰まりません。死んで終わり。ただね、これはラブストーリーは二次的な伏線で本当は親子の絆の物語だと言うことをちゃんと感じさせてくれたところは感謝しましょう。まあ、ちょっと弱かったけどね。「スキャンダル」のイ・ミスクは今回ちょっと大根さんでしたけど、彼女をもっと生かす本が書けたんじゃないかなって思ってます。初監督作品だったイ・オニ女史に、あともうふた捻りぐらい有っても良かったと言いたいですね。

ネタバレになりますが最後に彼女の隠された左手が映ります。一貫して語られてきた「人とは違う少女」の大事なアイテムでした。その手が最期に大事なものをちゃんと掴んでましたね。ああいう演出はとてもとても好きだけど、その後のフィナーレに向けての収まりはかなり蛇足というか、いや…疑問さえも感じます。そんな宝物の一場面を彼女に恋をした青年がカメラに収めることまでは解ります。その時点の感動も伝わってくる。でもね、私なら発表しないだろうなぁ… たくさんの人に説明を求まられるだろうし、たくさん言葉にしていく段階で自分の思いも脚色されていくのが嫌だと思うから。大事な宝物は自慢さえもしないで大事に隠しておきたい^^;ねえ、そう思いませんか?


投稿者: Ceri 投稿日時: 日, 12/25/2005 - 11:30