東洋水産をモデルにした話とのことだが、確かに(誇張と単純化はあるものの)キャラクター設定とエピソード群にリアリティーがあり、海外駐在(特にメーカーの)をしたことのある人には、激しく頷くシーン続出。これまでの企業モノをはるかに超える迫力と説得力がある。中井貴一は日本人の役でもちゃんとできるんだな、と感心。脇を固める役者たちも皆、ビジネスマンの顔になっていた(あの鹿賀丈史ですら!)のが驚きだった。久々にわくわくしてしまいました。
映画 Review
Munich
久々に骨太の映画を観た思いでした。胸が苦しくなりましたけど・・・。色んな見方ができる映画です。Espionageモノのとしてもかなりのリアリティーを持ってますし、パレスチナ問題、ドイツがユダヤ人弾圧の引け目を今もキャリーしていること、米国の徹底した国益絶対主義、イスラエルの政治家の凄さと軍人の愚かさ、モサド勤務とは言え一介の護衛官が一級の暗殺者に進化して行く過程・・短期間とは言え警察機構に身を置いたことのある小生から見ても大変なリアリティーでした。或いは、若い人(ミュンヘンオリンピックでのテロ事件など全く知らないという人たち)が見ても、「ああ、こういうことなのか」と何故、エルサレムをめぐる流血が今も終息しないのか、実感を伴って理解できるかも知れません。しかし、小生には拭い切れない違和感は残ります。これは、価値観の問題でしょう。国は国民を幸せにする義務がある、と小生は思っています。しかし、映画の中の人々は、国には何も求めない。国は家であり、そこにいてくれさえすればそれでいい。家を居心地のいい場所にするのは、住む人の仕事。家に何かを求めるのはおかしい、こういう考え方ですね。確かに、国を家屋だと思えばその通りかも知れません。しかし、国民は多額の租税を支払っているわけで、国は国民に徴収した租税に見合った「サービス」を提供してくれないなら、俺は他の国へ行く・・・小生はこっちの考え方ですから、一生交わらない価値観ですね。
映画:「B型の彼氏」
監督: チェ・ソグォン
出演: イ・ドンゴン、 ハン・ジヘ、 チョン・リョウォン、 イ・ヒョヌ
原題: MY BOYFRIEND IS TYPE-B
制作: 2005 韓国
評価: ★☆☆☆☆
このちらし…ここに掲げるのも恥ずかしくなるような。何でしょう…これ?
はい、もうこのセンスでおわかりだと思いますが、こういう映画です(笑) 本来なら1つも★は差し上げられない作品だったのですが、私個人的にはちょっぴりツボな部分がありましたのでね、サービスしました^^。まあ、一度もB型の彼を持ったことのない女性の方にははっきり言って「☆☆☆☆☆」ですので、これをご覧になるなら貯金にお回しになったほうがね、あ、それとも将来のお勉強にご覧になっておきますか?(笑)
えっと、B型がなんぞや? はい、世の中たった4つのタイプに分けられるとは思っておりませんが、「B」って特殊な血液であることには違いない。そう、私はここでキッパリと断言いたします(笑) 以後、その偏見的な角度から全部この作品については語らせていただきたいと思っておりますのでご了承の程(相変わらず偉そうですが…笑)
今更私がここで言うまでもなくB型に対する一般的見解は「自分勝手」ということにつきるでしょう(笑) 面白いと思うのはこれ、B型自身の方もそう思ってると言うところなんですよね。ほとんどの人はそのB型という血液を免罪符とするようにご自身でもどっぷりと我が道を行かれてます^^。はい、私の周りにいらっしゃるB型の方は本当にそういう逸材だらけですから。これは逆を返せばBに生まれて来たからにはその特質を生かして開花させて行かねば「宝の持ち腐れ」とまで感じるほどです(笑)
あ…作品について触れていませんでした(汗)
この作品の彼も当然ながら自分勝手な男です。う~ん、でもね、ちょっと違う。この自分勝手さはちっせえのよ…(笑) まあ、作品に描くときにそういう小さな物事で表現するのが手っ取り早いとは思うんですが、それじゃあまるで小姑みたいなB型になっちゃうのよね^^; うん、これじゃ私は惚れないね。あ…言ってしまった…。そうなんです、私、嗅ぎ分けるようにB型の男性しか好きにならないという特殊技術取得者だったんですね^^(ここでは関係ないですね^^)だから、そういう目で観ちゃったんですよ、この映画。
まあ、個人的にイ・ドンゴンの容姿を格好良いと思わないのも原因だとは思うんです。だってこのちらしの虫眼鏡ですから(笑) こういうポーズを取ることからして気に喰わないわけでね、ダメ。我が信じうるB型は格好悪いことは大嫌いな種族です。だから映画を観る前にこのチラシで幻滅してしまいました。ああ、この段階で怪しいと悟るべきだったのに… 観ちゃいましたよ「B型」というだけで^^
だったら、何でサービスに★一つをあげたのかというと、それはこの彼に恋するハン・ジヘちゃんの気持に同調できるところがあったからですわ。そう、同じB型好きには思わずホロッとする涙がありました(笑) 彼のメールを削除しながら「たった一つの喜びより幾千の苦しみから逃げたくなりました」みたいなモノローグ。ここですね^^;
うん、人との関係って幾つになっても難しいと思うけど、特に恋って楽しいことだけじゃないのは血液型によらず一緒でしょう。まあ、でも好きという気持は不思議です。どんな嫌な自分勝手を言われようと許せる事はたくさんあってね、だから続いていける訳なんです。そこから逃げたいと思うとき、それは相手より自分を選んだ瞬間だと思いました。しかし、いつもだいたい女性か言うお別れはそれが結末なんですよね^^;世の女性方、彼の気持ちを確かめようと簡単に別れを口にすることは決してなさってはいけませんよ^^ はい、男性が追いかけてくることなんぞまずありませんから(キッパリ)
それなのに…これはハッピーエンドとあいなります。うん、まあ、この辺中学生向け少女漫画のようなストーリーですのでべつにどうでも良いですけどね。
しかし、こんな風には行かないさと少女達にお節介にも言いたいオバサンな私でもありました^^
ということで、今回も作品に関してのレビューと言うよりまた勝手に書き散らかした感がありますが、まあ、いつものことですので(笑) ごめんあそばせ。
映画:「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」
監督: ジェームズ・L・ブルックス
出演: アダム・サンドラー、パス・ベガ、ティア・レオーニ、 クロリス・リーチマン
脚本: ジェームズ・L・ブルックス
原題: SPANGLISH
制作: 2004 アメリカ
評価: ★★★★☆
雨のお出かけはなんとなく憂鬱です。そういう日は速攻で用事を片付けて頭を空っぽにして映画を観ましょう。 私、そう決めるとすることは早い(笑) で、何を観ようか考えたわけですが、本当なら「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日」が観たい。しかし…これ結末は彼女の死ですよね。ダメ、それ。ドンヨリを私は引きずってお家に持って帰ってしまいます。ああ、ということはこれは永遠に観れないですぅ。そういえば「ハチ公物語」も観れなかったと…(かなり昔のことを未だに言ってます…笑) 公開前は本当に心待ちにしていてシャンテの年間会員になる計画まで立ててたのに…う~ん。
さてこの「白バラ…」は昨年の「ヒトラー最後の…」に続いてドイツが制作したもの。自国の狂った時代を自らの手でいかに描き上げたのかとても興味があります。言うなれば悔恨の映画でしょう。もちろん制作者個人にそういう責めを問うものではありませんけれど、我が国も未だ近隣諸国との間に横たわる国家としての責任というわだかまりもある故、同じように侵略後そして敗戦したドイツの現代の監督がきっちりどうメッセージを上げてくるのか非常に知りた訳です。 あ…今日観た映画と関係ない話題になってました(笑) そういうことで、これは心が元気なお天気の日に致しましょう^^
この「スパングリッシュ」、もうすぐ終わってしまします。滑り込みで観れて大変幸せでした。
しかし、この邦題(サブタイトルなのかな?)の意味が相変わらずとんちんかん。「太陽の国から来たママのこと」ってなぁに? エイリアンかい?ああ…もう大変お馬鹿で無神経な邦題です。この映画、ママと娘はメキシコからの移民(密航者)なんですけどね、どこにそのメキシコを描いてるところがありますか?太陽の国と名付けるあたりどこか邦題作者のメキシコに対する蔑視も伺える気がします。嫌だね、これ、とても嫌。シンプルにスパングリッシュだけで宜しい。だってね、本当にこのママが勉強する英語はスペイン語圏の人独特のRの強い発音なんです。そういう素敵なニュアンスがもし解らなければね、こういうものこそ丁寧にキャプション付けて説明すればよろしいことじゃありませんか。
ああ…相変わらずくどくどとここまで長いですね(汗) 最近記事も無用に長文になり、かな~り反省してるこの頃。スカッと短文に言葉を詰める勉強をしたいとは思っているのですが…
えっと、ではやっとここからスッキリと(笑)
この映画、子育てのを通してたくさんのメッセージがあります。でも、それ子育て以前に人間同士の根本問題と結局は同じですよね。どういう時にどう行動をしどう選択するか。子供に教えながら大人たち自身も育っていかなければいけないという話でしょうか。いやいや、これ、ちょっと気取ったコメントになってるかも。う~ん、だってね、実は私、この映画をずっと切ない切ないラブストーリーとしてどっぷり浸って来ちゃったんですもの。
このスペイン語を話すママのパス・ベガというスペインの女優さん、本当にビックリするほど綺麗で素敵(ゴージャスと言われてたけど^^)。ここに描かれている常に卑屈じゃない彼女の存在感には世の男性はみんな参っちゃうに違いないですね(笑)
ああ、しかし主人公の二人が遠慮気味に心を寄せ合うシーンなどはまるで大好きな映画「Dear フランキー」を彷彿とさせるものがあってとても良い感じです。はい。ただ、この映画のこの二人は結果どういう選択をするのか私には解っていました。だからとても切ない。それほど絶対に迷いや間違いを選ばない人たちだってちゃんとストーリーで描かれていましたから。良かったですよ^^
一番二人が心を近づけたとき、男性の仕事場に連れて行ってもらいます。ここ、なんだか私が嬉しかったなぁ。見てみたいですよね好きな人の働く姿。そういう彼が勝負している空間に呼んでもらいながらも、彼女はちゃんと素敵な夜を印象づけて自分の足で去っていきます。そう相手の事まで考えて自分のほうが決断する強さを彼女はちゃんと持っているんですね。本当に諦める潔さって私もとてもとても欲しいわぁ。だけど、彼女はこの時も娘の見えないところで泣いてるんでしょう。それを知ってても娘は何も言わない関係ってとても優しい。
さて、この中に2人の母が登場しますが、その一人に「ママの愛情って政策みたい」と心の優しい娘が言うところ、ドキドキしちゃいました。ああ、子供のためと言いながら私も似たように道を引いてしまっていないだろうか? 私のために子供を頑張らせたくないです。ううん、それだけじゃない、もっと。どんなときでも、どんなダメな失敗をしたときでもママは貴方が大好きよ^^ってちゃんと知ってて欲しいなって、はい今回も相変わらず我が身に投影して考えて参りましたですよ^^。
この映画、結婚する前の恋人同士のデートに如何でしょうか。残念ながら私はだいたい独りで見ますけど好きな人と2時間手を繋いで映画を見れたらきっとバレンタインのチョコより素敵。ただ、ちょっとだけ大人じゃないと解らないからね、この映画^^
あ…残念… バレンタインの前に終わっちゃうのね^^; 失礼!
映画:「単騎、千里を走る。」
監督: チャン・イーモウ
出演: 高倉健、チュー・リン、リー・ジャーミン、ヤン・ジェンボー、寺島しのぶ
日本編監督: 降旗康男
制作: 2005 中国/日本
評価: ★★★☆☆
よかったですねぇ^^ はい。これ好きです。昨日「オリバー・ツイスト」を観ていたのでなお良しだったかも知れません。そう考えると「オリバー・ツイスト」に★1つをあげていた価値がやっと見つかったようにも思えます(笑) うん、それでも★3つしか付かない訳は、日本編にもの足らなさを感じるからでありますが、でもね、中国部分に関しては私は4つあげたい気持になってます。まあ、なんら栄えある評価でもないのだからとっとと思いきって差し上げれば良いんですけどね、はい、ちょっといつもの事ながらここで少しその足らない部分とやらを語らせていただこうかなと思ってます^^(偉そうですよ、今日も…笑)
話は健さんが海を見つめて手紙を読んでるでるシーンから始まります。そこに被る健さんのモノローグ。う~ん、これ、要らない。語る文章も下手くそだったしね。日本編監督は「鉄道員」で健さんとご一緒だった降旗さんですが、今回こんなのを見せられちゃうと、あれが良かったのも浅田次郎さんによる原作のたまものでしかなかったように感じてしまいます。そう、ここだけじゃない、ことごとく日本編は詰まらないんです。寺島しのぶちゃんも大変実力のある女優さんなだけに、説明するだけのセンスのない台詞ばかりじゃ彼女の良さも活きてこない気がしましたね。確執のある父と息子の間に入って彼女がやることが中途半端な気がして無能さが際だってしまってます。だいたい、お父さんが中国に行ったなんて言ったら「貴方は余命幾ばくもないのよ」と言ったも同じようなもの。う~ん、でも結局これを言わないではこの話の大団円には繋がらないし…なんかもっと良い方法はなかったのかなぁ…と。ただ、この説明くささはイーモウ監督が自国中国の視聴者に日本というものを説明したかったからなのか… それにしても日本編をあと5分長くしてももう少し丁寧に描いて欲しかったところです。欲を言えば健さんを扱うのなら是非山田洋次監督あたりでお願いしたかったなぁと…はい、もう一回作っていただきたいくらいに切望しております^^
残される者が何かをせずにいられないという思いで、「息子のやり遂げれなかった仕事」というものを選択するあたり…とても父親ですね。これ、母だったらきっと違う。そして不器用な人が精一杯努力する姿はとても清々しかったです。はい。そう、健さんが中国に行ってからは台詞もド~ンと減って本当に良かったですよ^^。とにかくもう、空間のとらえ方が全く違うんですね。「LOVERS」や「英雄」などとも違ってどちらかというとチャン・ツィイーの「初恋のきた道」って感じでしょうか。中国側の登場する人々の地味さ具合もちょうどあの映画のようですから(笑)
ひょんな展開で健さんがある子供に会いに行くわけですが、この交通の便も悪いという田舎の村が乾いた空気の中なのに本当に温かくて良かったなぁと。景色も美しい。そこに居た母を亡くし会ったこともない父を持つ「ハナタレ小僧」がオリバーなんぞよりずっとずっと活きていましたよ。ほとんど孤児に近いようなこの子を心配して来た健さんを村は本当に温かくもてなしてくれます。何もおみやげを持ってきた訳じゃない、それでも気持に答えてくれるんですね。村長は「大丈夫この子は村が育てる」と言い、きっとその子の父が何年かして尋ねていった時には、小言くらいは言うだろうけど温かい場所を用意してくれるはずです。良いじゃないですか?人間ってこうですよ。あんなオリバー・ツイストの周りに居るようなネズミみたいな人々は人類じゃありませんよね。
でも、それはね、一つずつ丁寧に確認を取りながら礼節を尽くす健さんに対する人々の良心のシンパシーみたいなものにも思えてくる。これ、やっぱり、イーモウ監督の高倉健という役者さんに対するオマージュなんじゃないかと思いました。だってね、役名「タカダサン」はもう全く「タカクラサン」にしか見えないんです。はい、実際には健さんという方を存じ上げておりませんけど、きっとそうに違いない。だからね、刑務所のお偉いさんも通訳さんもみんなみんな健さんの思いを一緒に成し遂げようとしてくれます。ああ、私も一緒に成し遂げたくなってずずっとのめり込んでいくんですね(笑)
あと一つ蛇足になりますが、この村でお勉強した(私が)ことがあります。それは大人の決めたことに子供を有無を言わさず従がわせるという決まり。今の世の中、「子供の人権」を尊重するのは当たり前なのはよく解ってます。だけどね、根底に「その子のために」という大前提があればこの決定で良いような気がしますよ。小さな家族の単位でも「それが我が家のルールさ」と一言で子供の「どうして?」を封じ込めてかまわないんじゃないかなと我が家のやんちゃになりつつある息子に思いを馳せ感じてきましたね(笑)
さて、結果はネタバレになりますのであまり言いたくありませんが、言っちゃいますか^^。観ていない方はここから目を瞑ってくださいませ(笑)
結果、間に合わなかったわけですね。その時、皆さんも「え~っ」とがっかりだったはず。うん、まだ仲直りしてないじゃん?とサポーターは思うわけです。だけどね、終わってみてふとまた考えれば、きっとそんなこともう息子はちゃんと解って逝っただろうと思いました。健さんが迷った子供と一夜を過ごす夜に思った気持ちは病院のベッドにいる息子のもとに千里を走ってちゃんと届いていたと思ってます。いいよね、これで^^
そういうことで最初のシーンと同じ海で話は終わるわけですが、と、なればこの時読んでいた手紙は息子の今際に父に宛てたメッセージなんでしょう。そしてそれを読む父を天国から息子は見てるはず…と^^ 私なりの大団円ですね、これ。皆さんの解釈はいががです? …それにしても死にネタに私ってかなり弱いです^^;
だけど…死んじゃったの中井貴一だったのね^^;
追記:
さてさて、ほぼ鑑賞から一日たちまして早くもこの作品の解釈が変わってきました。 いやぁ、本当に天邪鬼は観た後までいろいろ考えるものなのか(笑) 事の起こりはこちらに記事に頂きましたコメントに端を発します。そもそもその前から頂いたコメントに私も少し書いておりましたけれど、なんだかどうも嫁は怪しかったのですよね。息子の言葉はどうして嫁の代筆なのか…このあたりどうも腑に落ちない。だいたいこの記事にも先述のごとくお父さんが中国に行ったと言うことを本当に旦那に話したものか。だってそれを言ったら「貴方はもうすぐ死ぬのよ」といったようなもの。う~ん…
これ、このコメントを頂きました天野氏のご意見と総合しこういう決着はいかがかと、どなたも、まあこれを見終わって感動も湧き湧きのところを申し訳ないとも思いましたが「遠慮無く…」の勝手独自のこのお話の隠れた正体をお披露目いたしますね^^えっと、ご覧になるつもりのない方はここでお戻りくださいませね^^;
『息子の健一は父を決して許さないということ。そしてそれを父も嫁も知っている。だから空しい猿芝居の物語であると仮定。父は息子との蟠りを事実10年も放って置いたわけで病気だと聞くまでは自分の行いに何ら疑問も持たずにいた。そういう父に対する嫁の心ばかりの父に対する怒りの報酬である。もちろん父もその気持ちを分かって甘んじてその罰を受けている。お互いに解って演じる父と嫁の仮面劇』
どうでしょう?(笑) こう考えるとわざわざ東京まで呼んでおきながらあの寂しい病院の廊下の話や、中国まで嫁が電話し手来た時、健一が父に軟化した態度を取ってると言った後、念を押すように「それは息子の言葉か?」と聞いた意味が出てくるような気がするんですけれど。
はい、こういったかなり歪曲した結論に達するまでの道程はこのコメントあたりを読んでいただくとなんとな~く解っていただけないでしょうか^^;? いや、蛇足というお言葉も聞こえるようですけれどね…(汗)
映画:「オリバー・ツイスト」
監督: ロマン・ポランスキー
出演: バーニー・クラーク、ベン・キングズレー、ハリー・イーデン、ジェイミー・フォアマン、リアン・ロウ
原作: チャールズ・ディケンズ
制作: 2005 イギリス/チェコ/フランス/イタリア
評価: ★☆☆☆☆
う~ん… 怖い映画だったなぁ。いったいポランスキーさんはこの映画で何を言いたかったの?
だいたい、おすぎのCMには大変もの申したい。あの宣伝では子供が観たがっちゃうでしょう? ダメだよこれは子供には観せたくないです。こんな卑屈でそして薄っぺらな人間ばかりの登場するものから何も教訓なんて得られませんよ。それに登場する子供さえもねじ曲がってるような奴らばかり。文豪ディケンズ作といえども時代はもっと大人になってるんだから、こんなものはっきり言って未だに珍重する神経が解らない。作ろうと思う動機から全くセンスが伺えません。早く興行を終わってその代わりになる他の愉快なものを持ってきましょうよ(言い過ぎじゃなくってね、本心)
壮大なセットを用いて自己満足に酔った作品と言うんでしょうか? 原作が元々こういう話というのは解るけどここには全く夢を見たいものがないですよね。最後オリバーが幸福になるのだって全くの偶然だもの。彼自身の努力も信念も何も無し。ああ…もう、誰に文句を付けたものか…やりきれなくなるくらいこの映画には何もなかったですよ。オマケにあげた★1つは主人公のオリバーをやったバーニー・クラーク少年に捧げますわ。彼は可愛かったですから。
大人から子供まで己より弱い者を見つけると喜んだように痛めつけるという構図はもう本当にたくさんです。これ、「スタンドアップ」や「ホテル・ルワンダ」にも共通することだけど、やっぱり心情的には子供が虐められる姿にを観客としての立場であっても正視ているのは苦痛でした。そして原作と違う終わり方もとても怖くて嫌ですねぇ。そして縛り首だ仕置きだと人間の命がとても軽い。そういう時代だったのよと歴史を学ぶ意味があったとしたら、私が学んだのはこういう反吐が出る人々の国と鎖国という政策で交流を持たなかった我が国を正しかったのじゃないかなと思うくらいでしょうか。
ということで…おすぎはもう信じません(笑)しかし、ピーコさんのほうがもっと本音を言うよね。おすぎ一人の時は要注意。はい。これで終わり。
映画:「THE 有頂天ホテル」
監督: 三谷幸喜
出演: 役所広司、松たか子、佐藤浩市、西田敏行、香取慎吾、篠原涼子
脚本: 三谷幸喜
制作: 2005 日本
評価: ★★☆☆☆
さぁて、★2つは少しサービスかも知れませんが、古畑よりは面白かったですよ三谷さん^^。まあ、あれ(古畑3夜)で凹んでいた期待だったのでその割にはという逆転ポイントもあるのかも知れません。そこのところは得してるかな(笑) それでも、2つですけどね。
これ、いつものマスターからは「三谷も地に落ちた。少し浪人でもしたほうがいいね」というかなりな辛辣コメントを頂いておりました。うん、観るのは止めちゃおうかなとも思っていたんですけどね、いやいや、そういわれるとなんだかダメを確認したくなるんですね(笑)
まあ、頭を空っぽのしたい時にはなんだって良いのです。はい、今日はそういう気分でしたので^^。まあ、天候がよいのでバイクに乗りたいという気持もありましたのでね。わざわざ「これ!」と思って出かけていった作品ではありません。まあ、理由付けなど無用ですが^^;
と言うわけで、見るつもりがなかったから何も情報を仕込んでいません。よって、もうたくさんご覧になった方も多いこの映画について、今更私ごときがここに書いても既知の評価となり何も目新しいコメントにはならないのじゃないかという危惧もあります故、ちょっとかなり私的な切り口からちょこっと書いてみましょうか?(…ん? それっていつもですか?…笑)
さて、気に入ったこと。それは時間の描き方でしょうか。例えば、何か事件後起こって新堂副支配人に伝達が入ります。「すぐ行きます」と新堂さんは答える。うん、ここ^^。その後、絶対その事件の場面にはすぐに振らないんですね。新堂氏が歩いて移動する時間ぐらいはちゃんと他のシーンが割り込んできたりする。だから登場人物の数だけはちゃめちゃに感じるストーリーが時間軸ではとてもスッキリしていたように感じました。新年カウントダウンまで2時間、観てる1個人としてはなかなかゆったり過ごせた2時間だったのではないでしょうか。だって、一人一人をちゃんと分けて考えてみてください、唐沢さんなんて2時間もあの楽屋で偉そうにしてるだけでさして役目もなくのんびりしてたんですもの(笑)そんなあわただしいだけの時間じゃないでしょう^^? まあ、そんな中で一番忙しかったのは角野さんだったかな^^ う~ん、原田美枝子さんが役所さんとの離婚の後にこの旦那さんと知り合ったのは絶対「結婚相談所」だね(笑) もうそういう背景まで見えるようでした^^
さぁ、これだけ褒めたので(たったこれだけ?)つぎは…はい、言わせていただきます。
三谷さんの自脚本で演出なれど、やっぱり台詞は噛んでいましたね。これ、やっぱり役者さんの力量によるところが大きいかったかなぁと。上手な人下手な人、うんはっきり差を見させてもらいました。まあ、ここで一々言わないけどね、慈英君とその彼女役、それからなんだか唐沢さんまで大根(あ…言っちゃった…笑) もちろんご異論あるかたも多いかも知れません。でもこれ、舞台じゃないんだって最初にちゃんと線を引いて欲しかったです。しっかり映画にしましょうよ。ありえないどたばたコメディーでもなんとなくその出来事のムードは一緒に味わいたい気がするんです。舞台のような箱庭的な空間と違って映画の空間はもっともっとリアルですから、そういう意味では臨場感が全く違うと思うんですよね。
それから、毎回このブログに登場します特別待遇の佐藤浩市氏。ああ… みなまで言うまい。しかし彼の相変わらずの演技のために松たか子ちゃんはお節介にもその役名人物の説明をしてあげなければならなかったじゃないですか…。う~ん、確かにあそこは感動シーンなんだけどやっぱり妙に不自然な説明ぽさがあってね、ここで三谷さん自身が映画から舞台に引きずり下ろしちゃったような感がどうしてもしちゃう訳です。言葉で何から何までご丁寧に全部説明しなくても十分もっと沈黙や視線とかで感動シーンになったような気がするんですけどねぇ。まあ、それはここだけじゃありませんでした。ことごとく全てにかな~り説明ぽい。
脚本としてはこれと相対するようなたった2人だけの対面劇だった「笑の大学」のほうが好き。あ…監督もあの若い星さんのほうが…と? あ…そういえばなんかちょっと引っかかるように感じてることがあるんですが、あそこ、オープニングの紙芝居のような感じのところ? あれ既知じゃなかったですか?もうすでに「笑…」で見てたですもの。そういうところは星さんの手法を使ったのか、それとも元々三谷氏の意向であれが作られたのかちょっと疑問ですねぇ。なんだか気になります。安易なまねっこじゃあないんですか?
まあ、大友克洋氏のアニメ「スチームボーイ」が遠くジブリものに及ばないのもやっぱり単に経験不足の所以にも感じますから、きっと三谷さんまだまだなんでしょう。(本当に偉そうに言ってますね^^;)はい、経験はどういう方にもやっぱり必要なんだって事ですかね。
最後にスポットで言っておきましょうか^^
唐沢さんの禿げ頭を見たかったこと。
原田美枝子さんの牝鹿のかぶり物がとても一人だけ可愛かったこと。
オダギリジョーのおでこも叩いてみたかったこと。
角野さんのくねくねも見せてもらえると思ってたこと。
西村雅彦さんがどこかに隠れていないか探しちゃったこと。
以上。
映画:「レジェンド・オブ・ゾロ」
監督: マーティン・キャンベル
出演: アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ルーファス・シーウェル、アドリアン・アロンソ
原題: THE LEGEND OF ZORRO
制作: 2005 アメリカ
評価:☆☆☆☆☆
えっと、おそらくご意見の違う方もいらっしゃるかも知れません。ただ私にとって無の映画でした。なぁに、これ?
いつも端々を突くような辛辣なコメントをしていても楽しもうと一生懸命観ています。だって映画が好きだからね。観た後にいろいろここに書けるのも受け取った感動が私を伝わって表現できるからでしょう?そしてね、それはほんのちょっとでも良いんですよね。作り手がメッセージとして披露してくれるものが一つあれば、どんな印象を受けようと伝わることは伝わるわけですから。辛辣、酷評は私の純朴さの欠如として流していただけばいいこと^^ ただ、書けるような感動をくださいなって思います^^ はい、相変わらず偉そうですが(笑)
今日は早起きしてバイクに乗りに行く予定にしてました。しかし外は雪。ああ、春までにたくさん練習しておかないと腕も錆びてしまします^^平日は独りでちょびっとしか乗る時間もないし…(というより、まだまだ余裕がないからマージンを増やしておかないといけないんです^^;)それがキャンセルになったので雪が積もらないうちにと朝の1回目で観ようと思い立って行ったんですけれど…
前作は観ていません。でもこれ変な家族ですね。夫婦みたいでもない、父でもない、母でもない。そしてオマケに可愛くない子供。ああ、私も母として子供を悪者には言いたくないんですけどね…実際そうなんだもん^^; しかたないです。ここまで言ったからついでにもう少し言っちゃうと、こやつは先生には歯向かう、言いつけは守らない、邪魔、足手まとい、出しゃばりと…ああ、ゼタ母あってこの子ありという感じの、もうどうにもこうにも躾かってない子供なんですね。嫌です。はい。それに、こんな年の子供ってどんなダメダメなパパだって大好きなはずだと思うんです。ゾロだって知らないときに取る態度は私がママだったらお尻ペンペンじゃ済みませんわよ。このアロンソ少年、監督初めとするスタッフの絶賛の子役らしいですが、なんだかキャスティング監督のセンスが解りません。う~ん、このへんまた日米の子役の差かも知れませんけどね。役柄の所為だけでなくなんだかとんでもない子供な訳です。
さて、アメリカの州に含まれることを自由が来ると言い、スペイン語を話すゾロ家族が何故か喜んでる。どして?これまでこのゾロって何と戦ってきたんでしょう? 政治的な背景はもう少し丁寧に説明してくれないと全然解らないです。歴史ではここはたくさん合衆国騎兵隊とトラブルを繰り返した土地でしょう? 私、正義が通ってると思えないといくら娯楽といってもなんだか嫌なんだなぁ…。
はい、でもそれは当時としては精一杯のテロリストが登場してくれるから視点は呆けちゃってくるんですけどね。しかし途中合衆国の工作員みたいな悪者も出てくるのよ? それで属州になって簡単に万々歳でもないでしょう?
まあ、そういう難しそうなことなんてきっとゾロは考えてないですね。もちろんゼタもだけど(笑) だって自分たちの存在自体がトラブルの元みたいな家族なんですから。
だいたいこの奥さんエレナは大事な人を守るためとは思えないような手段の取り方をしますから、なんだかどんどん嫌な女性に見えてくるんですねぇ(笑) 私こういう風に大事なことを嘘を付けちゃう女性ってダメなのね^^;
しかし…あのゼタのボディー… 凄く(酷く)なっちゃったというお噂は伺っていたんですけどね…まあほんとうに完全マダムボディーになってました。あのバストはちょっと羨ましいをこえて叶美香さんほどありましたよ。そして…バンデラス。ああ、なんだかとても爺さんですぅ。夜、寝る前にきっと湿布薬貼ってるよね、このゾロ(笑)
それからね、一生懸命あちら風のウイットを詰め込んでいるつもりなのでしょうが我々笑いの高等国民には完璧ずれちゃってる感じです。まるで「マダガスカル」の時の乾いたハハハと同じ程度にしか笑えません。効果に使ってるCGもほーんと手抜きにしか見えないの…何ででしょう。 あ、私に気持がないからかしら?(笑) しかし、これを観てると志村けんさんの「バカ殿」って最高の傑作だなぁと… だってね本当にゼタが腰元でバンデラスが殿みたいなギャグやってるのよ^^; それが笑えないのねぇ…
映画:「スタンドアップ」
監督: ニキ・カーロ
出演: シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、ウディ・ハレルソン、シシー・スペイセク
原題: NORTH COUNTRY
制作: 2005 アメリカ
評価:★★☆☆☆
★2つと幾分厳しいような気もしますが・ルワンダを3つにしちゃったしなぁ…と悩んだ末のこと。まあ、こんな評価は毎回申しますように私評ですから、考えるまでもないことなんですけどね。ああ…どこぞの番組のように2つ半とか作っちゃおうかなぁなんて誘惑もでるほど★3つと悩みましたです、はい。
この悩み、端を発すると「SAYURI」になっちゃうんですね。あれ、2つにしたけど1つでよかったかなぁと思ってるわけです。もう自分以外は忘れちゃってるだろうから、ちょいちょいと★を書き換えちゃえばいいのかもしれませんが、いやに例のお正月のつまんなかった番組の大選手のように(イチローですけど、話がわからなかったらどうぞ古畑2,3夜を読んでくださいませ)「フェア」にこだわる自分がおります…う~ん、たいした問題じゃないよね(笑)
最初に言ってしまえば、私には女性が立ち上がる映画には見えなかったということ。
さて前半はもう道も歩けばいやなことがごろごろ転がってるごとくやりきれません。背景説明ですし話を動かす源だといえばそうなんでしょうけど、あそこまで「アホ」な男たちに我慢した後の復讐はもうスプラッターものになってもかまわないような感じでしたね(笑) まあ、彼女が我慢した後ろにはここにもやっぱり母の強さがあるわけです。最初、その母としては彼女はハイハイの幼児がやっと立ち上がったような感じでしょうか。DVの旦那さんから逃れ育った地元の偏見の中で地に近いはいつくばった視点からやっと少しばかり世間を見出したところ。だけどまだ幼児で身の丈は足りないって感じでしょうか。それが打ち出の小槌を振るわれた一寸法師のように大きくなっていくんですね。要するに他人が大きくしてくれるんです。自力という感じじゃないね。でも、生きることに必死さはあるから応援したくなる気持ちはあるんですがね、共感ということまではいかない。うん、あの町の1傍観者のごとくただ見つめてるような感じでした。それはこれがたった一つの解決の方法だとは思わないからかも知れません。子供を巻き添えにする環境は彼女の意に反したものだったとは思うけどそうなったときの判断と決断はまだほかにあったような気がするから…
原題が「NORTH COUNTRY」と倉本聰氏のドラマのような題名を邦題「スタンドアップ」にしたのか…。もちろん立ち上がって歩き出すこの女性ジョージィのことだと思いますよね。だけど彼女のことじゃんなかったんですねぇ(あ…彼女のことも掛け合わせてるのだとは思いますけどね)。それは、冴えない(見栄えのです…^^)友人弁護士の最後のフレーズです。これですね。結局は男性の台詞ということでした^^ネタバレになるのでこの辺にしておきますが… 彼女を立ち上がらせるためにこの友人(恋人じゃないのね…)弁護士や集団訴訟を段取ってくれた判事さんとかが居なければいけませんでした。そういう意味では彼女はただの駒という感じもしてしまいます。そう、母という存在だけど社会的には世間知らずのままだったんですから。
さて、もう一つこの映画に期待していた「胸の空くような思い」は残念ながらこちらも彼女が与えてくれたものではありませんでした。猿芝居のような労働集会で彼女は名を名乗って発言します。「私の名前はジョージィ・ジェームスです(直訳)」と。ああ…わたしここでたどたどしい発言の末きっとキメ言葉をいうんだろうってなんだか期待しすぎていました。う~ん「SAYURI」でみた予告から勝手にそういう脚本にしてましたね(笑) しかし結局、気持ちよかったのはここでのパパじゃないですか^^ それまで彼女のことを振り向いてもくれないような冷たそうな人がですよ、その人が言ってくれた言葉。あの時、シーソーがギィ~って大きな傾きから反対方向へと動き出した感じがはっきりしましたよ。ここから、はい、私は面白くなってきたんですね^^
法廷ものというほど巧みな話術合戦で見せてくれるわけではありませんが、それでも観衆を巻き込んでのジャッジが始まって展開していくのだろうと…、しかし、まあ結果はアメリカ人なら周知の事実なんでしょう、ここではあっさりとしか結末を演じてくれてません。その結末はただテロップで紹介されてそしてタイトルロール。
「キング・コング」のギラギラとした民衆に違和感を覚えるようにここに登場する男性陣、そして女性陣もやっぱり過去の人たちのようには感じます。だけど偏見や差別が今の時代に無くなったわけではないでしょう? スタイルを気にしたり、自分がそういう言動によって攻撃されないように隠されてるにすぎないですよね。そもそもジェンダーフリーを小学校でも習う時代ですがわざわざ唱えなければならないベースにはその偏見があるからですものね。そして差別って性差別だけじゃないから。弱さの中に弱さを攻撃するものが潜んでいるように思えます。強い人が弱い人を虐めるんじゃない。弱い人がさらなる弱い人を見つけ出して虐めるんです… まあ、みなさんもう気がついてることだろうと思いますが^^;「ホテル・ルワンダ」にも繋がってゆきますよね。
さて、この映画で一番救われたのは大勢の中で身動きのとれなかった良心を持っている人たちね。彼らはこの事件で彼女を養護することで自尊心は救われたでしょう。でもね、きっとジョージィは最後まで救われないんじゃないかなって…。彼女に対してきっとこの先も偏見と差別は消えないんだろうって思いが残ります。人って勝ち組にも嫉みも加わるんでしょうけどとても厳しいですから… そんな風にへそ曲がりな私は思っているのでした(汗)
でも…物語としては親子の絆も回復し一件落着のハッピーエンドですけどね^^
あ…それからお母さん役がシシー・スペイセクでしたけど、もうこんなに年取っちゃったのね。
まだ子供だった頃、「キャリー」という映画でどれだけ怖い思いをしたことか。でも、好きですよ。今回もね、とても日本のお母さんぽい感じのするお婆ちゃんを演じてましたね^^地味な役者をよく揃えてきたって感じだけどみんなとても上手な役者さんたちだったですね。
ああ…感想を書いてみたら★3つでも良いかなってまた思っちゃいました。う~ん…
追記:
さて…今更なんですがこれ皆さんの高評価に対し私一人ぽつねんと低い評価(まあいつもですが…笑) 更にはコメントを書きながら★3つと悩んだと言いながらもうたった2日後にはやっぱりこれは2つでも充分と片端に追いやった感があります^^;
いや、言い訳するわけではありませんが、コメントに付けたことをここにもちょっと書いておこうかなと。それですこしでもご理解いただけるかなと、まあ小心者は思ってるわけです(笑)
以下コメントに付けた私の言葉を引用します。
『「力もない。自信もない。味方もいない。それでも立ち上がってみようと思った」この(プロモ)コピーは酷い勘違いですよね(笑) 食品だったら訴えられちゃいますよ(笑) 彼女は社長というジョーカーを持ってる自信があったんですから…結果は使えないジョーカーでしたけどね。』
はい…これなんです。まあ、だからどうということではなくてこれが実話を扱う限界かと思うのね。これじゃ話が詰まらなくなってしまう。女性が描く映画ならもっと女性を素敵に脚色しても良かったかなと思ってます。これじゃ彼女の取った行動が勇気なのか安易なのか解らなくなりませんか?… ってことで★2つ決定です(相変わらす偉そうです^^)
映画:「ホテル・ルワンダ」
監督: テリー・ジョージ
出演: ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス、ジャン・レノ
原題: HOTEL RWANDA
制作: 2004 イギリス/イタリア/南アフリカ
評価:★★★☆☆
もう一方のホテル、「有頂天…」のほうはどうもな出来だそうで…(まだ観てないけど)
さて、どうコメントしましょう… 評価はおまけで★は3つというところでしょうか。まあ、私の個人評価ですのでそんなのどうでも良いって言っちゃえば良いんですけどね…心情的に酷評しにくい話です。ただ、みんなに観て欲しい。そしてちょっとだけでも良いから考えましょう。人類という生物のことを。
自分一人で生きてはいるわけではない地球上の出来事を知って何故?ってことを少しでも考えることが決して向こう側の人間にならない第一歩だと思うわけです。
戦争じゃないよね。これ。観た中には狂気だけが有りましたよ。そしてこういう狂気の集団心理って身近の小さなコミュニティーにもありませんか?
先日観た「ロード・オブ・ウォー」の中でインターポールから逃げるために証拠隠滅として持ってる武器をアフリカの人々に無償でばらまくシーンがありました。
女性や子供達にどんどん見境なく笑顔で差し出すシーン。「武器だけじゃダメだよ弾丸を持っていかないと。さぁどんどん持っていって」っとプレゼントを渡すサンタのごとく得意げなシーンです。そしてそれに群がる人達。ちょうどその時のような場所でしたね。ルワンダ。不安の中に置かれている人達ははたして本当にあのように誰でも武器を手にするのでしょうか?子供でも女性でも戦うんですか?
いえ、今日のこの映画はそういう銃を決して手にしない人たちの話です。希望や期待が一つずつ無くなっていく絶望の中でどういう選択をしていくのか、その時その時の支配人ポールの行動に「私だったらどうするだろう?」って本当に一々頭の中で一緒に考えながら観てきましたね。はい、だから疲れました(笑) あ…2時間、ルワンダの褐色な肌の 「ツチ族」 の女性になってですよ^^ ここ白人ジャーナリストじゃ有りませから。そこのところ重要です^^ あまりにも身近にある死に大切なものを守りきれなくなりそうになって夫婦で話すシーンではもう私がポールの奥さんですよ、気持はね。いやあ…あそこはもう涙止まらなかったわ。だけどね、本当にここには生きることばかりがあるんですよね。一度子供を産んでしまった母親としてはこれが正解だと思うんです。去年観た映画で「ヒトラー最後の…」では、ゲッペルスの奥さんが自分たちの結末に子供達を毒殺して連れて行きました。やっぱり母としてはこんな結末選んではどんな状況でもダメだと思う訳です。戦争反対を声高に唱える前に一個人としてすべきことの確認をさせてもらいました。はい。
さて、その奥さん役のソフィー・オコネドーが本当に素晴らしかったです。安らいだときのほっとした片えくぼが映画の中の息抜きになりましたね。だから、ポールが彼女と子供だけを先に逃がそうと側を離れたときの狂ったような表情が対比して目から離れないんです。恐怖から耐えるときには必ず信頼できる人の支えがなければダメだって事なんでしょう。それが無くなれば生きる意味も失うって事なんでしょうか。ああ、ちょっとかなりな哲学的っぽい私です^^
さてさて、それからですけど^^ラッキーv ジャン・レノが居ましたよ。ああ、やっぱり彼はすこぶる好みです。今回良い役だったし本当に大好きです^^まあ、彼が欧米の思いを代弁して 語っていましたね。でも、出番が少なくてちょっと満足まで行かないわぁ…ウルフ早く観ておけば良かったなぁ。
過去に同様に実話を扱った映画で「遠い夜明け」と「キリング・フィールド」という2本があったことを思い出しました。どちらも有楽町の映画館で観た記憶があるんですが(すごーい昔ね…)共に電車に乗って帰って来れないくらいに目が腫れた記憶があります。 今回そこまでは行きませんけれどサングラス程度はご持参なさった方がよろしいかと^^
この2本と違うところは白人ジャーナリストの目から見た話じゃないってところです。だからこの話の中には必然ばかりがあります。ポールは確かに重要なポジションに居たかも知れませんがでも、これが必然でしょう? 誰にでも出来ることじゃないとか褒め称えるべき事でもなく、絶対にこういう事をしなくちゃ人間じゃないって話。そしてそれが出来ないときには狂気の向こう側に行っちゃうんです。
ああ、なんだかやっぱり酷評し辛い^^;映画と割り切ることが出来ず実話という背景になんとなく口が重い自分です…だめだわ。
だけど、生き残ったみんな「よく頑張ったねv」











