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舞台中継:「12人の優しい日本人」

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演出: 三谷幸喜
出演: 浅野和之、生瀬勝久、伊藤正之、筒井道隆、石田ゆり子、堀部圭亮、温水洋一、 鈴木砂羽、小日向文世、堀内敬子、江口洋介、山寺宏一
脚本: 三谷幸喜
放送: 2006 WOWOW

評価: ★★☆☆☆

お待たせしました(…誰も待ってないって^^;?) 1月28日にWOWOWで生放送された舞台です。評価は映画より2つも少なくなりましたが、今回ももう一度念を押しておきます。これ中継で観たものに対するコメントと評価です。そうTVというメディアを通しての評価となりますから、きっとその場で役者さん達と時間を共有できたらまた違うことだと思います。まあそういう点では映画とDVDより差が大きいですかね。はい。まあ、仕方ないでしょう。ご理解くださいませ。

さぁて、はっきり今回は映画との比較で楽しみたいと思います。まず始めに言いましょうか。これ、どの役者さんも映画を優る方がおりません。ああ、強いて言うなら小日向文世さんが同等程度といいましょうか。最悪は江口洋介さんですね(はっきり言いすぎましたか…笑)この舞台を素人臭いところに引き下ろした主犯だと思われます。いや、この配役でやらせた三谷氏の采配ミスとも言えるかも知れませんね。まあ、いろいろしがらみもあるのでしょう(笑) そういうところなんだか妙に良い人っぽいところがこの三谷氏にはあって、ごり押しのプロダクション攻撃にNo!と言えなかったのかも知れません…はい、解りませんが。この重要な華どころを初舞台の大根さんに私なら役は与えませんから。
実際、この2時間中で彼は台詞は他の人の台詞に被るは、そして許されない最大のミスもしておりますのよぉ。これ皆さんどのくらいの方がお気づきになったのか…いや、映画を観ていなかったら解らなかったかも知れません。ネタバレになりますけど大変な過ちですのでね(大袈裟^^)言っちゃいましょうね^^。この江口君が演じる陪審員11号は「弁護士」という触れ込みで、途中気の弱い2人の陪審員の味方に付きます。この二人が気が弱い癖に何か自分たちでも分からないものを信じ無罪を主張しているんですね。その他のみんなは焦れてるわけです。早く決着を付けたい。そんな中、この11号はみんなの意見を大逆転へ導く巧みな話術を披露するわけですが…実はこの11号さん弁護士ではなく役者さんなのね。それは決着が付いた最後に肩の荷を下ろすようにこの気の弱い二人にだけ語られるネタばらしなんですけどね、ここで観客も一緒に「へぇ~そうだったのぉ?」となります^^。ところがですよ、江口氏この後「一度、前に陪審員の役をやったことがあるんです」と言ってしまった。あ~あ。いやぁ、これ違うだろ?ここは「一度、前に弁護士の役をやったことがあるんです」が正解なはず。 だって陪審員の役をやったところで何も意味がない。もしかしたら温水さんの演じたようなへんちょこ陪審員の役だったかも知れないもの。ここは弁護士じゃないとね弁舌鮮やかな言い訳にはなりませんがな。これはぜった~い確信します。江口氏の大間違いだと。もちろん映画編は豊川悦司さんがきっちり「弁護士」と語ってくださってますよ^^ 細部に現代風アレンジをし直した部分はあれどここは話の閉じる重要なネタばらし。こんな大事なところを間違えるなんざ役者さんとしては意識が薄いと残念でなりませんわ。良い脚本なだけにね。

いやぁ、江口君だけでこんなに語ってしまいましたね(笑)
それからもう一人のこの舞台の華、石田ゆり子さんですが、とても地味~なハイミスというい設定ですよね。う~ん、綺麗すぎてます(笑)だいたいこういう綺麗な人が何でもメモをしながらネタを拾い集めると言うことはきっとしない。綺麗な人の周りはそれだけで人は集まりますから、ネタ拾いはそれほど綺麗じゃない方以上(以下というべき?)でないとダメなんじゃないでしょうか(笑)?まあ、このへん人物作り込みはかな~り弱いですねぇ。舞台のほうは。ついでに付け加えるならばもっとも台詞の多い生瀬勝久さんも熱演だとは思うけど、相島一之さんの最後の変身と比べたらずっと猫さえも被れてなかったと言いましょうか…。う~ん、人物の書き込みが全然足りなかったですわ。
ああ。まだまだあるんですがぁ…どんどん膨大な記事になるばかり。
じゃあしょうがない、最後に一つだけにしましょう。
最初のほうで生瀬勝久さんのスーツのボタンが取れかかっているのをオバサン陪審員10号の堀内敬子さんが付け直してあげると言います。このボタン、実は附箋です。映画ではこの場面オバサン役の林美智子さんが親切で良い人オーラ100%で演じてくれていてそれに答える相島一之さんの遠慮した演技がとても絶妙なものでこれが大事なアイテムだったと最後に繋がった時、ああああ…と感慨が深かったんですね。だけどなんだか舞台では情緒のないお節介な申し出にしか見えず後から意味が活きてこないシーンです。そう、余談な台詞としか見えなかった。舞台だけご覧になった方がこの台詞で生瀬さんの背景を悟ったでしょうか?いやぁ…全然足りなかったよ。

このように、ただのドタバタになって終わってしまった部分をとてもに残念な思いで観ていました。舞台で動きを作るために台詞を言いながら歩き回る演出はもう観客に謎を問いかけようとはしていません。この裁判の事件としての謎解きも時間節約なのかホワイトボードに現場地図を描いて説明しないものだから、全員納得するというよりはただのごり押し的な想定としてだけしか決着を付けられなかった。本当に良いストーリーなだけに大変もったいなく感じます。

余談ですが、これの初演時、小日向文世さん役の切れ者風歯科医師を西村雅彦さんが、今回ちっとも話題に取り上げなかった堀部君演じる本当は使えなさそうなサラリーマン役を「一橋壮太郎」という役者名で三谷幸喜氏が演じてるんですね^^ それから我がご贔屓の梶原善と相島一之さんも初演から映画までずっと同じ役をなさっています。うん、このお二人映画版でもとてもとてもアッパレでした。というと…初演のこの舞台なんだか興味が湧いて来ちゃいましたね^^。徒然繰り返して言っておりますが、やっぱり役者さんで全てレベルは引き上げられるものだと本当に今回も確信いたしましたね^^
ああ、とりとめなくこれで終わり。


投稿者: Ceri 投稿日時: 火, 02/07/2006 - 23:04

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DVD:「12人の優しい日本人」

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監督: 中原俊
出演: 塩見三省、相島一之、上田耕一、二瓶鮫一、中村まり子、大河内浩、梶原善、山下容莉枝、村松克己、林美智子、豊川悦司、加藤善博
脚本: 三谷幸喜
制作: 1991 日本

評価: ★★★★☆

下の「B型の彼氏」の画像をTOPに掲げておきたくないので、あわててこれをアップしておきます(笑)
えっと、最近沢山映画やDVDを観ていたんですけれど、なんだか記事を書きたくない病でしたので溜めております。う~ん、記事に書くと自分の気持ちをある程度整理していかないといけなかったりするものですからね、放っておきたい気分のここ何日か、映画はあと2本記事に書いていないのがありますし、DVDもあと3本もあるのですぅ… いや、もう今後書くとはお約束できないものもありますが。はい。でもね、書くということはある意味発散することだとも「B型…」を書きながら感じましたので、また勝手に自己完結のレビューをさせていただきますね(笑)

さて、これ、先日WOWOWで生中継の舞台をやっておりましたね。ちょうどその日、私たち家族は余所のお宅で今更ながらの新年会。美味しいお料理に釣られお出かけでした。後から拝見すると三谷氏、生中継に大変拘っていらっしゃいましたので、そのへんは録画しちゃったこと申し訳なく思っている上に、どうしようかと考えながら先に映画版を見てしまおうと思っちゃったわけです。まあ、いつも原作を読んでから観るか観てから読むか悩むところではありますけれど、今、非常に使命感に燃え(大袈裟^^)映画レビューなるサイトを運営しておりますのでね、はい優等生的に映画優先で考えてみました(笑) この後、もちろんWOWOWでの舞台版のレビューもさせていただくつもりですが、これ比較して論じたら圧倒的にこの映画版のほうが面白い。ただ、映画とはそういうものだと言うこと、舞台はそういうものだと言うこと、この二つちゃんと分けて考えないとダメだとは解っているんです。ああ、漠然としてしまいました。うん、えっと、言っておきたいことはあの梅田劇場のその場で観ていたレビューはどうしても書けないって事だったんですね。舞台は汗が飛んでくるような位置で観ながら役者さんと空間を共有し、そしてその劇場自体のボルテージを観客も含めた全員で高めていくという感じがありますからね。終わった後に鳥肌が立つほどの感動が生まれることがあります。みんなの歓声を聞く役者さんの気持ちもなんとなく私にも伝わって何度か涙したこともありますから。はい、舞台を観るのは大好きだったこと思い出しました^^。

さて、この題名、皆様ご存じのように古い洋画「12人の怒れる男」のもじりです。これに似たタイトルの遊びを、「笑の大学」で堅物検閲官に劇作家の椿さんが一生懸命説明していらしたことを思い出しました。これだけで一笑いを狙ったというところでしょうか^^。それにしても古すぎてご存じない方も多かったのではないかと危惧も致しますがね^^。
この作品も「笑の大学」と同じような1シーンのぶっ通しストーリーです。もちろん映画ではカット割りでその他のシーンも挟まっては来ますが、その扱いもとてもセンスが良かったなぁと思うんですね。「笑い…」もそうです。この辺が映画人の技なのかと感服いたしました。ただ、これはもう三谷氏の脚本の勝利でしょう。はい、傑作だと思います^^。

全員「無罪」の挙手から話は転がって転がって最後の決着と向かっていきますが、これ、12人の人物を描きながらもミステリー的に解決していく面白さも沢山あるんですね。三谷氏曰く、「貴方が13番目の陪審員です」通り、はいはいと自分の意見を挙手して発言したくなるんです(笑) 本当にこういう演出は巧みでアッパレ。
大筋と関係ない所で語られる台詞に人物像の細かな設定が隠れていたり、最後の大詰めへの附箋もあるわけです。良いですよ^^

こういう舞台劇を映画にした場合、台詞で語らせるだけじゃないビジュアルで訴えるという事にかけてはこの中原監督はとても素晴らしかったなぁと思います。それは舞台と比較できたからなおさら強調されたのかも知れませんね。だけどね、第5号陪審員の映画版では中村まり子さん、舞台では石田ゆり子さんの小道具の手帳を単純に比較するだけでもセンスってものが伺えそうな気がしましたよ^^。

さてさて、細かな比較は次回舞台版でのレビューで致したいと思っております。
ここに記しました出演順は陪審員番号順に書きました。舞台もそういう順番で書きますのでそのへんの役者さんの比較だけでも楽しいかも知れません。
…ということで初の連続レビューと相成りまする。 つづく。


投稿者: Ceri 投稿日時: 月, 02/06/2006 - 17:39

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映画:「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」

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監督: ジェームズ・L・ブルックス
出演: アダム・サンドラー、パス・ベガ、ティア・レオーニ、 クロリス・リーチマン
脚本: ジェームズ・L・ブルックス
原題:  SPANGLISH
制作: 2004 アメリカ

評価: ★★★★☆

雨のお出かけはなんとなく憂鬱です。そういう日は速攻で用事を片付けて頭を空っぽにして映画を観ましょう。 私、そう決めるとすることは早い(笑) で、何を観ようか考えたわけですが、本当なら「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日」が観たい。しかし…これ結末は彼女の死ですよね。ダメ、それ。ドンヨリを私は引きずってお家に持って帰ってしまいます。ああ、ということはこれは永遠に観れないですぅ。そういえば「ハチ公物語」も観れなかったと…(かなり昔のことを未だに言ってます…笑) 公開前は本当に心待ちにしていてシャンテの年間会員になる計画まで立ててたのに…う~ん。
さてこの「白バラ…」は昨年の「ヒトラー最後の…」に続いてドイツが制作したもの。自国の狂った時代を自らの手でいかに描き上げたのかとても興味があります。言うなれば悔恨の映画でしょう。もちろん制作者個人にそういう責めを問うものではありませんけれど、我が国も未だ近隣諸国との間に横たわる国家としての責任というわだかまりもある故、同じように侵略後そして敗戦したドイツの現代の監督がきっちりどうメッセージを上げてくるのか非常に知りた訳です。 あ…今日観た映画と関係ない話題になってました(笑) そういうことで、これは心が元気なお天気の日に致しましょう^^

この「スパングリッシュ」、もうすぐ終わってしまします。滑り込みで観れて大変幸せでした。
しかし、この邦題(サブタイトルなのかな?)の意味が相変わらずとんちんかん。「太陽の国から来たママのこと」ってなぁに? エイリアンかい?ああ…もう大変お馬鹿で無神経な邦題です。この映画、ママと娘はメキシコからの移民(密航者)なんですけどね、どこにそのメキシコを描いてるところがありますか?太陽の国と名付けるあたりどこか邦題作者のメキシコに対する蔑視も伺える気がします。嫌だね、これ、とても嫌。シンプルにスパングリッシュだけで宜しい。だってね、本当にこのママが勉強する英語はスペイン語圏の人独特のRの強い発音なんです。そういう素敵なニュアンスがもし解らなければね、こういうものこそ丁寧にキャプション付けて説明すればよろしいことじゃありませんか。

ああ…相変わらずくどくどとここまで長いですね(汗) 最近記事も無用に長文になり、かな~り反省してるこの頃。スカッと短文に言葉を詰める勉強をしたいとは思っているのですが…

えっと、ではやっとここからスッキリと(笑)
この映画、子育てのを通してたくさんのメッセージがあります。でも、それ子育て以前に人間同士の根本問題と結局は同じですよね。どういう時にどう行動をしどう選択するか。子供に教えながら大人たち自身も育っていかなければいけないという話でしょうか。いやいや、これ、ちょっと気取ったコメントになってるかも。う~ん、だってね、実は私、この映画をずっと切ない切ないラブストーリーとしてどっぷり浸って来ちゃったんですもの。
このスペイン語を話すママのパス・ベガというスペインの女優さん、本当にビックリするほど綺麗で素敵(ゴージャスと言われてたけど^^)。ここに描かれている常に卑屈じゃない彼女の存在感には世の男性はみんな参っちゃうに違いないですね(笑)
ああ、しかし主人公の二人が遠慮気味に心を寄せ合うシーンなどはまるで大好きな映画「Dear フランキー」を彷彿とさせるものがあってとても良い感じです。はい。ただ、この映画のこの二人は結果どういう選択をするのか私には解っていました。だからとても切ない。それほど絶対に迷いや間違いを選ばない人たちだってちゃんとストーリーで描かれていましたから。良かったですよ^^

一番二人が心を近づけたとき、男性の仕事場に連れて行ってもらいます。ここ、なんだか私が嬉しかったなぁ。見てみたいですよね好きな人の働く姿。そういう彼が勝負している空間に呼んでもらいながらも、彼女はちゃんと素敵な夜を印象づけて自分の足で去っていきます。そう相手の事まで考えて自分のほうが決断する強さを彼女はちゃんと持っているんですね。本当に諦める潔さって私もとてもとても欲しいわぁ。だけど、彼女はこの時も娘の見えないところで泣いてるんでしょう。それを知ってても娘は何も言わない関係ってとても優しい。

さて、この中に2人の母が登場しますが、その一人に「ママの愛情って政策みたい」と心の優しい娘が言うところ、ドキドキしちゃいました。ああ、子供のためと言いながら私も似たように道を引いてしまっていないだろうか? 私のために子供を頑張らせたくないです。ううん、それだけじゃない、もっと。どんなときでも、どんなダメな失敗をしたときでもママは貴方が大好きよ^^ってちゃんと知ってて欲しいなって、はい今回も相変わらず我が身に投影して考えて参りましたですよ^^。

この映画、結婚する前の恋人同士のデートに如何でしょうか。残念ながら私はだいたい独りで見ますけど好きな人と2時間手を繋いで映画を見れたらきっとバレンタインのチョコより素敵。ただ、ちょっとだけ大人じゃないと解らないからね、この映画^^

あ…残念… バレンタインの前に終わっちゃうのね^^; 失礼!


投稿者: Ceri 投稿日時: 火, 01/31/2006 - 20:49

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DVD:「スウィングガールズ」

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監督: 矢口史靖
出演: 上野樹里、平岡祐太、竹中直人、
本仮屋ユイカ
脚本: 矢口史靖
制作: 2004 日本

評価: ★☆☆☆☆

えっと…「レオン」の次がこれですか?って感じの作品ですが、息子と観ちゃったので今週末のコンテンツも希薄そうな予感がするために書いちゃいました。評価…異論のある方も多いとは思いますが、はい、★1つです。

実は私、これをもう一昨年になりますね公開時にシアターで観ています。が、息子を連れて行かずいつものように空いた時間に独りで観ちゃったもので、先日TSUTAYAで借りた「パイレーツ・オブ・カリビアン」の返却時にこれを見たいって探して来ちゃった訳なんですよ。ああ…TSUTAYAループですぅ…恐ろしい(笑)
「そんなの(…すみません^^;)TVで放送するときにでも観ればいいジャン?」
などと言ってはみたんですが、いつも自分だけさっさと観たいものを借りてくるのを知ってる息子には通用しません^^; もちろん他のものに水を向けてみました。例えば「亡国のイージス」とか。
「じゃあ、2本借りよう」
「………そう…だね…」
はい…イージスも借りて来ちゃいました。そういうことで、しょうがないからそれも近々書くんでしょう^^; あ~あジャン・レノ・ループにしたかったんだけどなぁ(笑)

さて、相変わらず前置きが長いです^^; 
これ、評価の低い理由ははっきり言ってこの主人公が魅力無いからであります。それにつきますね。矢口さんのもう一本のほう「ウォーターボーイズ」のほうがずっと良いですよ。
まあ、何にも情熱を持てなかった少女が初めて真剣になるって話だったんでしょうけど、だけどもう少し何とかなるキャラを設定しましょうよ。何でも面倒くさそうな顔してる主人公じゃ観てる方も頑張れって応援したくならないんですもの。それにね、結局大事な応募ビデオを出し忘れてもみんなに一言も「ごめんなさい」を言わないでしょう? そういうのダメダメダメ! 矢口さん、今風の少女像を描いたつもりなのかも知れませんが観察が甘いですわ。彼女達だってちゃんと根本となるルールもあるでしょうし原動力となるパワーもこんな薄っぺらじゃないはず。 ああ、だったらもう、いっそのこと関口役の本仮屋ユイカちゃんを主役に持ってきましょうよ^^まあ、それもかなりありがちな設定ではありますけれどね、それでもこの上野樹里扮する鈴木友子が主人公より良くないですか?
まあ、ここまではご批判覚悟で言ってます^^;

さて、このことさえ言ってしまえば後は少し面白かったところなど、少々(笑)
竹中さん、これでも頑張ってくれてます^^ もう絶対この手のストーリーに欠かせなくなっていますが、でもそれって矢口氏ちょっと人の手法を安易に借りてきた感もありますからね、この作品で評価するのもなんだと思うんですけど。 元はといえば周防さんの手法じゃないでしょうか^^?「シコふんじゃった」と「シャル・ウィ・ダンス?」にも濃く登場してます。まるであのときの相撲部の先輩が山形の学校に赴任して来てるみたいでしたね^^
あ…肝心のスウィングのこと何も触れてませんでしたね(笑) これやっぱり一番良いなと思うところは役者さんが本当に演奏をしてるって事でしょうね。舞台裏ではブランド女子高校生達もクラブ活動よろしく頑張ったんでしょう^^ 安易に音をかぶせるだけじゃなくってそこを拘ったためにリアリティーがあるんですよね、この部分。しかし…最後のホールでの演奏はちょっとフェイクだよね? だってスペシャルで観た彼女たちの本物コンサートはもっともっと下手だったよぉ? う~ん…まあ映画だしストーリーに沿った演出の部分だと思うんだけど、そういう拘りってどこで切り捨てちゃうか難しいです。だったらね、そのことを宣伝に使うのはフェアじゃないと私は思うんですが… いかが?
さてさて、これについてはもうこの辺でご勘弁。

最近日本映画も素晴らしい作品が多くなってきてると一応の評価もしていますが、矢口氏やっぱりTVレベルでしょうか。 私個人としてはここに一線引かせてもらいたいわけです。お気楽に笑えるだけならTVでよろしい。作り手側もちゃんと一線引いたものを用意して勝負して欲しい。DVDを借りるのももったいないと思ってしまう作品なら黙ってTVドラマのほうを観ていますわ^^


投稿者: Ceri 投稿日時: 金, 01/20/2006 - 21:54

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映画:「スタンドアップ」

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監督: ニキ・カーロ
出演: シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、ウディ・ハレルソン、シシー・スペイセク
原題: NORTH COUNTRY
制作: 2005 アメリカ

評価:★★☆☆☆

★2つと幾分厳しいような気もしますが・ルワンダを3つにしちゃったしなぁ…と悩んだ末のこと。まあ、こんな評価は毎回申しますように私評ですから、考えるまでもないことなんですけどね。ああ…どこぞの番組のように2つ半とか作っちゃおうかなぁなんて誘惑もでるほど★3つと悩みましたです、はい。
この悩み、端を発すると「SAYURI」になっちゃうんですね。あれ、2つにしたけど1つでよかったかなぁと思ってるわけです。もう自分以外は忘れちゃってるだろうから、ちょいちょいと★を書き換えちゃえばいいのかもしれませんが、いやに例のお正月のつまんなかった番組の大選手のように(イチローですけど、話がわからなかったらどうぞ古畑2,3夜を読んでくださいませ)「フェア」にこだわる自分がおります…う~ん、たいした問題じゃないよね(笑)

最初に言ってしまえば、私には女性が立ち上がる映画には見えなかったということ。
さて前半はもう道も歩けばいやなことがごろごろ転がってるごとくやりきれません。背景説明ですし話を動かす源だといえばそうなんでしょうけど、あそこまで「アホ」な男たちに我慢した後の復讐はもうスプラッターものになってもかまわないような感じでしたね(笑) まあ、彼女が我慢した後ろにはここにもやっぱり母の強さがあるわけです。最初、その母としては彼女はハイハイの幼児がやっと立ち上がったような感じでしょうか。DVの旦那さんから逃れ育った地元の偏見の中で地に近いはいつくばった視点からやっと少しばかり世間を見出したところ。だけどまだ幼児で身の丈は足りないって感じでしょうか。それが打ち出の小槌を振るわれた一寸法師のように大きくなっていくんですね。要するに他人が大きくしてくれるんです。自力という感じじゃないね。でも、生きることに必死さはあるから応援したくなる気持ちはあるんですがね、共感ということまではいかない。うん、あの町の1傍観者のごとくただ見つめてるような感じでした。それはこれがたった一つの解決の方法だとは思わないからかも知れません。子供を巻き添えにする環境は彼女の意に反したものだったとは思うけどそうなったときの判断と決断はまだほかにあったような気がするから…

原題が「NORTH COUNTRY」と倉本聰氏のドラマのような題名を邦題「スタンドアップ」にしたのか…。もちろん立ち上がって歩き出すこの女性ジョージィのことだと思いますよね。だけど彼女のことじゃんなかったんですねぇ(あ…彼女のことも掛け合わせてるのだとは思いますけどね)。それは、冴えない(見栄えのです…^^)友人弁護士の最後のフレーズです。これですね。結局は男性の台詞ということでした^^ネタバレになるのでこの辺にしておきますが… 彼女を立ち上がらせるためにこの友人(恋人じゃないのね…)弁護士や集団訴訟を段取ってくれた判事さんとかが居なければいけませんでした。そういう意味では彼女はただの駒という感じもしてしまいます。そう、母という存在だけど社会的には世間知らずのままだったんですから。

さて、もう一つこの映画に期待していた「胸の空くような思い」は残念ながらこちらも彼女が与えてくれたものではありませんでした。猿芝居のような労働集会で彼女は名を名乗って発言します。「私の名前はジョージィ・ジェームスです(直訳)」と。ああ…わたしここでたどたどしい発言の末きっとキメ言葉をいうんだろうってなんだか期待しすぎていました。う~ん「SAYURI」でみた予告から勝手にそういう脚本にしてましたね(笑) しかし結局、気持ちよかったのはここでのパパじゃないですか^^ それまで彼女のことを振り向いてもくれないような冷たそうな人がですよ、その人が言ってくれた言葉。あの時、シーソーがギィ~って大きな傾きから反対方向へと動き出した感じがはっきりしましたよ。ここから、はい、私は面白くなってきたんですね^^
法廷ものというほど巧みな話術合戦で見せてくれるわけではありませんが、それでも観衆を巻き込んでのジャッジが始まって展開していくのだろうと…、しかし、まあ結果はアメリカ人なら周知の事実なんでしょう、ここではあっさりとしか結末を演じてくれてません。その結末はただテロップで紹介されてそしてタイトルロール。

「キング・コング」のギラギラとした民衆に違和感を覚えるようにここに登場する男性陣、そして女性陣もやっぱり過去の人たちのようには感じます。だけど偏見や差別が今の時代に無くなったわけではないでしょう? スタイルを気にしたり、自分がそういう言動によって攻撃されないように隠されてるにすぎないですよね。そもそもジェンダーフリーを小学校でも習う時代ですがわざわざ唱えなければならないベースにはその偏見があるからですものね。そして差別って性差別だけじゃないから。弱さの中に弱さを攻撃するものが潜んでいるように思えます。強い人が弱い人を虐めるんじゃない。弱い人がさらなる弱い人を見つけ出して虐めるんです… まあ、みなさんもう気がついてることだろうと思いますが^^;「ホテル・ルワンダ」にも繋がってゆきますよね。
さて、この映画で一番救われたのは大勢の中で身動きのとれなかった良心を持っている人たちね。彼らはこの事件で彼女を養護することで自尊心は救われたでしょう。でもね、きっとジョージィは最後まで救われないんじゃないかなって…。彼女に対してきっとこの先も偏見と差別は消えないんだろうって思いが残ります。人って勝ち組にも嫉みも加わるんでしょうけどとても厳しいですから… そんな風にへそ曲がりな私は思っているのでした(汗)
でも…物語としては親子の絆も回復し一件落着のハッピーエンドですけどね^^

あ…それからお母さん役がシシー・スペイセクでしたけど、もうこんなに年取っちゃったのね。
まだ子供だった頃、「キャリー」という映画でどれだけ怖い思いをしたことか。でも、好きですよ。今回もね、とても日本のお母さんぽい感じのするお婆ちゃんを演じてましたね^^地味な役者をよく揃えてきたって感じだけどみんなとても上手な役者さんたちだったですね。
ああ…感想を書いてみたら★3つでも良いかなってまた思っちゃいました。う~ん…

追記:
さて…今更なんですがこれ皆さんの高評価に対し私一人ぽつねんと低い評価(まあいつもですが…笑) 更にはコメントを書きながら★3つと悩んだと言いながらもうたった2日後にはやっぱりこれは2つでも充分と片端に追いやった感があります^^;
いや、言い訳するわけではありませんが、コメントに付けたことをここにもちょっと書いておこうかなと。それですこしでもご理解いただけるかなと、まあ小心者は思ってるわけです(笑)
以下コメントに付けた私の言葉を引用します。

『「力もない。自信もない。味方もいない。それでも立ち上がってみようと思った」この(プロモ)コピーは酷い勘違いですよね(笑) 食品だったら訴えられちゃいますよ(笑) 彼女は社長というジョーカーを持ってる自信があったんですから…結果は使えないジョーカーでしたけどね。』

はい…これなんです。まあ、だからどうということではなくてこれが実話を扱う限界かと思うのね。これじゃ話が詰まらなくなってしまう。女性が描く映画ならもっと女性を素敵に脚色しても良かったかなと思ってます。これじゃ彼女の取った行動が勇気なのか安易なのか解らなくなりませんか?… ってことで★2つ決定です(相変わらす偉そうです^^)

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投稿者: Ceri 投稿日時: 水, 01/18/2006 - 23:54

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映画:「ザスーラ」

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監督: ジョン・ファヴロー
出演: ジョシュ・ハッチャーソン、 ジョナ・ボボ、ダックス・シェパード、クリステン・スチュワート、ティム・ロビンス
原題: ZATHURA
制作: 2005 アメリカ

評価: ★☆☆☆☆

えっと…「ジュマンジ」のほうがずっと面白かった気がするのは私だけですか^^;?
ネット評がなかなか良かったので、年の瀬のムードがほとんど無くなった昨今の冬休みに子供を連れて観に行って来ました。いや、本当は「キング・コング」にしようと思ってたんですが、実は先日「ハリポタ」の先行ロードショーを満員御礼の中で見たときに途中でトイレに立つ子供と付き添いの大人の多さにちょっと嫌気がさしたもので、これはもっと空いたときにゆっくり鑑賞したいと取っておきました(笑)
子供のリクエストでこの映画は吹き替え版を見たところはティム・ロビンズ扮するパパのように甘い親なんですが…いやはや、これが大・大・大失敗でした。お兄ちゃん役の大根吹き替えで観るはめになっちゃったわけですよ。お兄ちゃんだけではありません、なんだかどれもこれも真夜中TVで時間つぶしに流してる海外のお茶の間ドラマみたいなんです…。ああジブリの声優陣ほど豪華でもなくて良いからもう少し何とかならなかったのかなぁ…と開始5分で思い始め結局最後までそれが許せませんでした^^;それからね、下手くそ吹き替えだから余計強調されたのかも知れないけど、この子供達の聞き分けのなさは母親としては許せません。2回注意したことをもう一度やったら私だったらお尻ペンペンですね^^;。まあ、この辺は本編ストーリーにはあまり関係なさそうに見える両親の離婚という設定をしておくことで、子供達には負い目を感じ甘くならざる負えなかった父親像として生きてくるのかも知れません。

物語は見え透いた感じもあるお膳立て通りにトントンと進んで行きます。なんかとてもあっさりです。もちろんパニックものだから慌てふためく兄弟の姿はあるんですが、もう少し驚いて欲しいよって思っちゃう。これに比べたら「妖怪大戦争」神木少年は「ウォ~・ウォ~・ウォ~」の台詞だけでいかに臨場感を醸し出していたことか…アッパレです^^(ここでは関係ないですね^^;)
喧嘩が絶えない兄弟が苦難を乗り越え絆を見つめ直し成長するって見え見えの話ですが、今時、「クレヨンしんちゃん」でももうふた捻りはありますよね。子供をバカにする無かれ…

そんな中、面白かったのは「お姉ちゃん」でした。吹き替え版だと二人は始終「お姉ちゃん」と呼ぶわけです。それががまたコメディーには恰好なんだと思うんですね。ボケるだけの展開に関係ないキャラだから固有名詞でない分容赦なく笑えるって感じでしょうか?だって、すこぶる綺麗な女優さんなんだもの^^。

今年、子供の登場する映画って、ホステージ、キャプテン・ウルフなどいろいろありましたが、やっぱりダコタ・ファニングの一人勝ちだったですね。時々、ハリウッドの子供の使い方ってアニメのキャラみたいな日米の差を感じることがあります。日本じゃ神木少年のような可愛いお子様じゃないとダメだもんね。あ…神木少年に対抗できたのはハリポタの登場時のラドクリフ少年だったなぁと…まあ、あんまり関係ないことを思ってみたりしてますね。はい、作品の感想は無かったもので…^^;


投稿者: Ceri 投稿日時: 水, 12/28/2005 - 23:47



DVD:「17歳のカルテ」

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監督: ジェームズ・マンゴールド
出演: ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、ウーピー・ゴールドバーグ
原作: スザンナ・ケイセン
原題: Girl Interrupted
制作: 2000 アメリカ

評価: ★★★☆☆

数週間前、「Mr & Mrs スミス」を観てアンジェリーナ・ジョリーのでかすぎる存在感に圧倒され、彼女をもっと知りたいと本作を鑑賞することを思い立ちました。折しも「あのタラコ唇は整形だって…」という怪情報も小耳に挟んだので整形の形跡を見つけられるのじゃないかいうワイドショー的野次馬根性も手伝ってます^^;さてさて、アンジーですが、同じじゃん… もうこのころには唇はタラコ、そして相変わらず圧倒的存在感で眩しい。はい、もうすっかりファンです^^。

この作品、主人公はウィノナ・ライダーの演じるスザンナ・ケイセン。原作者の自伝ストーリだったんですね。ひょんな切っ掛けと動機で鑑賞した映画でしたが、私この映画とても好きだわ^^。こういう憂鬱な少女期の記憶は実は私にもあるので、容易にフラッシュバック出来たのかも知れないですね。思春期のトゲトゲした角張った大人未満の時代です。自殺願望はなかったけど退廃的な憂鬱に雁字搦められると死で完結することが綺麗な物語だと錯覚してしまうような感じでしょうか。自分一人で生きていると錯覚していたんですね。

この物語のアメリカはベトナム戦争という大きな憂鬱の中で若者が生と死を身近に感じていた時代です。作品中に徴兵される人の誕生日を抽選で選ぶというシーンが出てきますが本当にこんな感じで死が決まっていったのでしょうか? こうして社会や国が病んでいるから大人になろうと一生懸命に周りをきょろきょろしてる少女達が土台から揺るがされ目が回ってしまうのは当然だよなぁと同情も出来ます。まあ、もがき苦しんで大人になるという青春ストーリーではありますが、親子、恋人、友人など様々の関係を通して自分探しを丁寧に描いている良い作品だったなって思いましたですね^^はい。

ウィノナは目が大きくて妬みたくなるような美人さんです。一方アンジーは美人なんでしょうか^^? う~ん、正直解りませんがウィノナよりも濃い、濃い、濃いのはどなたも異口同音でしょう? 尚かつ、彼女の場合パッと微笑んだ瞬間に相手を魅了する熟練の技を体得してますね^^;あれにやられるわけです。本当に凄い^^。当分はギラギラと容赦なく銀幕を魅了していくに違いないですね。これから先たくさんの作品で彼女には会えるはずですので今のうちにしっかりアンジーに慣れておく必要が有るかも知れませんね^^。はい、それにはこの作品をお薦めいたしますわ^^


投稿者: Ceri 投稿日時: 月, 12/26/2005 - 00:35

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映画:「SAYURI」

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監督: ロブ・マーシャル
出演: チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェル・ヨー、桃井かおり、役所広司、コン・リー
制作総指揮: スティーブン・スピルバーグ
原題: Memoirs of a Geisha
制作: 2005 アメリカ

評価: ★★☆☆☆

なんと言いましょうか…はっきり言いましょう。たくさんのダメの中になんとか払った料金分だけ良さを見つけようと必死になって見てきた映画って感じです。まあ、「ここはどこの話?ゴッサム・京都?」と思えばそれほど腹が立たないかも知れません。それなりに色遣いや情景は絵画的で綺麗でした。だけど日本文化の面から言わせて貰えばぎりぎりと腹が立ちまくりです。きっと原作の方は勉強して書いた物語なんでしょうけど、映像になった時、無知な美術担当と監督とがだいなしにしてしまったんでしょうね。だいたい「都」と呼ばれる街が京都の祇園だとは全然思えませんね。祇園なら時たま混ぜてくる日本語にそういう味付けくらいして欲しいです。だからあれは浅草だろうといつも一緒に感想をバトルさせるマスターも言っていましたっけ。だけど「舞妓」って祇園特有の呼び方だよね…。(正解は京都でだそうです)

ストーリーもこれまた大変チープです。「花より団子」クラスの虐めもありませんしあの程度では可哀想でもなんでもない。芯の強い女性像って訳でもないのでなんか「さゆり」に肩入れできないんですね。同調できないからラブストーリーもワクワクしてこない訳です。だいたいあの初恋もちょっと嫌だなぁ。最後の少女からの夢が叶った後のモノローグも大変悟ったコメントで、あれを子供の頃から見た夢だなんて、もうすごくすごくすごく嫌だわ。

さてさて、まだまだ滑稽なところはありますですよ^^また、そういう重箱突きのような見方も楽しいのかも知れません。これだけ語ってまだ言い足りませんからね^^
日本人として一番嫌だったことは、着物がかなり汚く着られいることでした。抜き襟の形も酷い。それから髪型だって変・変・変!舞妓なら桃割れ結ってくれないかなぁ… 桃井かおりさんも自分だけ綺麗に着付けて自分だけ良い髪型に結ってなんかダメだよ、日本人としてそれじゃ…ちゃんと制作の立場で助言する事ぐらいできなかったのでしょうか? 半玉の肩上げの汚さ、襦袢の酷い着付け。さゆりもあの電信柱のような色気のない着物の着かたはなんでしょう? あれじゃドリフのお茶の間劇です。日本文化をちょっと馬鹿にしましたね。それだけは許せない感じです。

はい「ゴッサム・京都」としてみればどうでしょうか?絵葉書に切り取ったような美しいカットもあります。「キル・ビル」よりはお金をかけてましたね。さゆりの創作舞踊もゴッサム・日本舞踊と思いましょう。そして……あれは太平洋戦争時ではなくてもしかすると近未来的SFだったのかも知れません。うん、究極の納得にはそれしかありません。見た方はみなさんでそう思うことにいたしましょう^^


投稿者: Ceri 投稿日時: 水, 12/21/2005 - 21:17