
監督: リュック・ベッソン
出演: ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、ダニー・アイエロ
原題: LEON
制作: 1994 フランス/アメリカ
評価:★★★★★
これの封切りから10年以上たってるんですね。私がこの映画に出会ってからはまだ日が浅いので全く古くささはないですけどね。
ああ…ジャンは好みです^^ あ…「ホテル・ルワンダ」の時に報告済みですね。えっと、「Dear フランキー」の時にはバトラーと騒いでたではないか?とか突っ込まないように(笑)はい。おわかりかと思いますがわたくし、渋好みを自称しております^^。渋好みとはなんぞや?…う~ん要するに大人の男性が好きだって事です^^ええ。まあ、好みの問題ですので放って置いてくださいませ^^
これ、最初はTSUTAYAでレンタルして返却する前にアマゾンで購入しちゃったというほどこのジャン・レノとお別れする事が出来なかった作品。もう皆さんにも今更な作品でしょう。★はね今日観て5つに格上げしました(相変わらず偉そうです…笑)
何度観たでしょうか。会いたくなると観ます。ほんのちょっとで良いの。だからスポット的に観ることもあるんです。まあ、この「LEON」だけとは限りませんけどね、「WASABI」という作品としてはいまいちどうよのものでもスーツ姿のジャンに会いたいから観る訳です。が、作品としてはもうこれが最高でしょう^^
この「完全版」ですが封切りのオリジナルより22分程度未収録を加えたものらしいですね。原題でもこっちの「LEON」に対し「LEON THE PROFESSIONAL」と(上記の画像はこっちですね…^^;)もっとタイトな作品を想像させるものです。残念ながらオリジナルは知りません。でも、良いのv このレオンで私には完璧です。
これはもう、メルヘンだね。過度な暴力シーンと騒ぐ事なかれ^^不謹慎なロリータと騒ぐ事なかれ^^ 背景がいかに残虐で悲しいものがあろうとも、大事なものが見つかって「ジャンあなたの生涯って幸せだったね」って、スタンディング・オベーションで喝采してあげたい気持になります。殺し屋には明日はないの鉄則通り最後は悲しい結末が待っていますが、私が天使だったら最後に登場して貴方を天国に連れて行いってあげる^^
さてさて、ここまでは濃く自分の偏見で書いてきましたけど、どうでしょう…ちゃんと冷静な目で見てもこの作品は最高級に面白いと言っていいんじゃないでしょうか。監督、脚本と丸々ベッソン風味ということになる作品です。彼をあまり知らない頃は暴力ものとスピードものというイメージがあったんですが、いやいや、そんな小さな括りに入れちゃダメな人だったわけです^^ まあ特筆してるのは何に付けてもこの人は技が細かいということかな。どこをとっても金太郎飴のように全部ベッソン印とでも申しましょか…細部にわたり彼特有のセンスが感じられるんですね。脚本に至ってはサービスとして笑わせてくれることまでちゃんと考えてあって文句なしv。もともと状況説明等は直接的な言葉では絶対言わせなからね。例えば時間経過にしても単純に時計を見せたりしないわけ、待たせているタクシーに「役所の前に10分も停まらせてやがって…」と文句言わせたりそういうことでサラッと説明してくれる。またこのたった10分間にいかにレオンが難しいことをしてきたかがこの運転手の職業的な文句と比較になってクスクスと笑えるわけです^^ そういうふうにユーモアを交えながら「復讐劇」という非常にスリリングなストーリーを軽妙に仕立てていきます。あ、ちょっとこの評価はつい先日まで褒め称えていた三谷幸喜氏を幾ばくか彷彿させますが…残念ななら今回の古畑、有頂天との評判では三谷氏オールマイティーにはいかなかったようで…(伝聞ですが…)
台詞にもありますが大人だけどこれから年を取るマチルダと、年を取ってるだけでこれから大人になろうと目覚めたレオンとの物語です。しかし、取りざたされてるようにこの二人の関係を「恋」というものに仕立て上げなくてもかまわないでしょう^^ 人間の関係って難しい。相手にとって恋人だろうとただの知人だろうと大事にされるかされないかは関係ないからね。そう、手に入れた大事なものを大事にしない人だって多いと思うから…この二人の関係はこの二人だけのものだと思うわけです。ただ、突然湧いて出たように大事なものを見つけてしまったレオンの戸惑いの中でこの関係が復讐劇を彩っていくんですね。ああ…本当に素敵なんですv
しかし、ナタリー・ポートマンは上手ねぇ…当時実齢13歳ですよね。一生懸命の背伸びする姿が全く演技してる感じがしないです。アミダラなんてキャラだけでどんな大根がやってもそんなに変わらないような役にはもったいないわ。
「クローサー」も酷い台本だったしなかなか良い役に恵まれませんけど、それでも存在感はピカイチでした。う~ん…しかし…残念ながらボディーがないのよぉ…。これがアンジーやセロンくらいあったならどうだっただろうと演出家になったつもりで考えてしましまいますわ。セロンファンには大変申し訳ないけど私は彼女が評価されてるほどの演技派だって思えないんですよね。「モンスター」なんて難しい役をやった役者根性は認めますけどね今回の「スタンドアップ」にしたって彼女自身から伝わったものは本当に少ない。これがもしアンジーボディーのポートマンだったらと…このマチルダだったらどう演じてくれたんだろうと思わず期待しちゃうような天才だと思ってます。
それからゲイリー・オールドマンにしてもダニー・アイエロにしても非常に美味しいです。もう最初5分で死んじゃう悪者まで全部全部美味しい(笑)
蛇足ですが…レオンを失って話すアイロエがとても悲しいんですね。でも、作中では狡賢そうにレオンの預けてるお金もネコババしちゃうんじゃないかなって不安も見せてるわけでね、それなのに今後きっとマチルダを育ててくれるんじゃないかなって物語が終わった後もお節介にもお話を想像じている訳ですよ^^。そうだよね?だってさぁ、お金のことマチルダに言ったもんね。騙すなら最初っから言わないでしょう?……ああ、こんなことまで関係ないですか^^;? レオン亡き後彼のために心残りを守ってあげたい気分なんです^^
さてさて、このベッソン氏は最近は脚本や制作にはお名前を聞きますが「ジャンヌダルク」以降監督をしていないようですね。できれば現場復帰して欲しいです。去年の「ダニー・ザ・ドック」にしてもなんとなくベッソン風ってだけでイマイチ詰めが甘くなかったですか?ご本人もあれで満足なはずはないと…。
はい^^心よりお待ち申し上げておりますよ^^